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ホオポノポノの4つの言葉、ごめんなさい、ゆるしてください、ありがとう、愛してますが、強い浄化力をもつことは、ホオポノポノなどいちいち出してくる前から、世界中の庶民が認識しているところだと思う。
だから、なにか流行しているのだなと思っても、あまり気にもとめずにいた。が、あるとき、あるボディワーカーが、ホオポノポノに触れながら、「すべての現実は自分自身がつくりだしている」と語り始めたので、悪しきニューエイジの最悪のパターンが、また違う形で復活しているだけなのだということに気づいた。 ちょっとネットを検索してみると、結局、この思想はマルチ商法や、自己啓発のりの世界で広がっているのであり、これを引用しながら、だから統一教会に入りましょうというサイトまである始末である。 なんかむかつくのは、ハワイ先住民がどうのこうのというレトリックである。ハワイだろうとどこだろうと、地球の上に謙虚に生きている民なら「ごめんなさい、ゆるしてください、ありがとう、愛してます」が大事な言葉であることぐらい知っている。そういう意味では、ハワイ先住民もそれを大事にしてきたというのは別に疑わないが、実はルーツとしてはそれだけで、あとはニューエイジ思想のモザイクではないか。 そういうレトリックで、ニューエイジ思想を先住民文化だということに、何か、激しい憤りを感じる。国家宗教である神道を、縄文時代からのこの島の精神文化だと偽るレトリックと同じく、粘り強く、検証して、暴露して、解体していかなければならないレトリックだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.24 15:15:04
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