Headless

自作PCでPC版のゲームをプレイした事があれば、
常識というか、
仕組みとしては、
HDDやSSDにインストールされたソフトを起動して、
メモリの中に読み出したデータの中から、
画像データをグラフィックカードのVRAMに呼び出して、
画面に描画している
そのグラフィックを指して、
ハイクオリティ！って満足するのが、
PCゲームの醍醐味になってもう２０年ぐらいでしょうか。

今更、こんな事件が起こったというのが信じられず、
ついつい記事を書いてしまいました。

というのは、
ファイナルファンタジー１４のMAC版について・・
ついに返金という事になりました。

公式サイトに発表された内容は

>ファイナルファンタジーXIV
>プロデューサー兼ディレクターの吉田です
>
>FFXIV Mac版のパフォーマンスについて多数のフィードバック、
>並びに事前の商品説明について、
>様々な問題があった点についてのご指摘など、
>まことにご迷惑をおかけしております。
>
>本件につきまして、
>Mac版のパフォーマンスについて改めてのご説明と、
>商品説明に関する問題点の認識、
>ならびにフォローアップなどについて記載させていただきます。
>長文になりますので、
>まず端的に、事前告知不足等によるMac版のパフォーマンスに関する、
>お客様のご意見を真摯に受け止め、
>ご希望のお客様に対する返金対応を取らせていただきますことを、
>先にご報告させてください。
>
>■Mac版を購入いただき、返金をご希望される方への対応
>今回のMac版リリースに際して、様々な問題があり、
>その内容とご報告については、下記に記載いたしますが、
>本件につきましてMac版をご購入いただいた方で、
>ご返金を希望される方には、
>ご購入先からの返金対応を受け付けさせていただきます。
>
>　1.Mac版をご購入いただいた店舗へ返金希望をお伝えください
>　2.購入店ごとにご返金処理をさせていただきます

よくもまぁこんなのやったなぁ・・

昔、僕もFF14やってたんですが、
2009年の10月に、
旧版、根性版といわれる、出来損ないを発売してしまい、
プロデューサーの田中さんがクビになり
新生FF14として作り直しますという事で、
新たに吉田プロデューサーというのが就任したが、
他人が作ったソフトなので手が付けられないとかで
その後、無料期間のまま2012年12月までサービスが続き
並行して新生FF14が開発されている状態であった
旧版のラストは、
街にNPCが攻めてきて世界の終わりを体感するという、
物凄いイベントをして終わり、
2013年の夏から新生FF14のサービスがスタート

内容は、
PS3でも遊べるという事を、公式でうたっていたため、
最大の武器であったグラフィックが簡易化され、
生活観を出すための、採取や製作等のコンテンツから
ゲームとしての楽しい要素がほぼ省かれるカタチとなった。
まぁ、MMOとして劣化したというのが正直なところ

それでも、FFブランドだからプレイする人は多かったのだが
この時点で、
旧版の仕様やスタッフを、間接的に否定したり言ってた
新しいプロデューサーが、言ってたことをほとんど反古
（FFなのに属性魔法の特殊効果はありませんから
　火の神様に火の魔法でダメージ与えられる仕様・・とか

まぁ、ついた嘘を数えだしたらキリありません

今回の件は

「MAC版も発売します」
と言ってしまい、MACでソフトが出たんだけど

元々、
新生エオルゼアに限った話ではなく、
MACのパソコンに、Windowsをインストールして、
その上でWindowsのソフトを動かすという事をして、
FF14をプレイしてた人というのは、それなりに居て

PCのゲームというのも、
最近でこそマルチコア対応とか、VRAM4Gとか言ってるけど、
2010年頃に作ったソフトがベースという事は、
DirectX9.0から進化したりしてなくて、
ほぼシングルコアの処理しかせず、
VRAMも当事の市場のソフト大体が１Gベースで仕様を作ってて、
MACでも遊べます
とか言わなくても、
コア数の多いCPUのMACで遊べてたんですな。

そこに、
今回の、MAC版というものを出すという事は、
MacOS上で、ゲームエンジンをしっかり動かして、
FF14というソフトウェアを作ります宣言だった筈が

MACにエミュレータ入れてその上で動かすという、
以前より何も快適にならないものを提供しておきながら、
MAC版として金を取ろうとした浅はかさというか、
もう、開発者として問題外な事をしてたんですな。

グラフィックエンジンの仕様があるのなら、
その仕様を、MACの上で動くように移植しなくてはいけなかった
ところが、
それが出来ませんでした・・という事らしいんだけど、
DirectXなんて今時、UNIX系のOS向けにも移植されてて、
その上にゲームエンジン移植してプレイしてるとか
もう沢山あるわけですよ・・Steamとかも

新生FF14のクライアント自体の問題は、
クライアント自体がLuaというスクリプト言語で書かれていて、
そのソースが見えちゃってるから、
ゲームのサーバー自体が攻撃されてしまい、
エリア内の全員の財布から金が吸い取られたりとか、
勝手にキャラクターのパラメータ書き換えられたとか
事件があったのですが、
クライアントのプログラム内容を、
いきなり変更できませんから、
サーバー側、運営側で対応するしかなかったんだけど、
そんなの技術力的に無理でしたってレベルなんですな。

んで、
そういう事を、ユーザーフォーラムで突いたら、
言論封鎖するためにBANしまくったというのが運営さんで

そもそも、
ユーザーフォーラムを設立したときの理由は、
発売後の失敗を踏まえて、お客様の意見を聞きたいので～
という事だったので、
開発も見ているフォーラムというのが
2010年になったぐらいで、負けを認めたスクエニが作ったわけで
そこには、
FFとは～だとか、FFらしいシステムは～とか、
当事は、吉田Pもそこに同意してみたりして、
ジョブシステムが無いとFFじゃないだろとかって事で、
ジョブを実装するに至ったりとか、
IDの無いMMOなんて有り得ないとなればID実装したり、
それなりにしてたんですが
新生のサービス開始ぐらいから、
そういった意見を聴きたくないという態度になって行き、
運営からユーザーをBANする対応をし始めたんですな。

まぁ、再スタートにこぎつけて、
その商品のココがダメ！って指摘されたら、
売り上げに関わるという判断をしたのでしょう。

なので、
またユーザーの意見を聴かずに、
信者の褒め言葉で調子に乗って過ごした結果
僕みたいなプレイヤーはとっとと去り

今頃になって、
今度はとんでもない事をしたニュースが飛び込んできました。

もはや、
ソフト業を名乗れないレベル

許せないのは
NAなどでは訴訟問題にも発展するので、
自社のオンラインストアから商品を消していますが、
まだ、日本人には売りつけるつもり・・という所でしょうか。

～6/23　問題があるのを伏せて中間決算前に販売
↓
6/24　株主総会で「運営は好調」と発表
↓
7/3　中間決算後、問題があったとして返金