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晶文社さんの営業通信『スクラップ通信No.121』には、本日入荷の
●『月の輪書林それから』高橋(正しくはこの「高」ではありません。) 徹著・晶文社刊・2310円・ISBN4-7949-6685-7 が紹介されている。 それによると、前作●『古本屋月の輪書林』 から、7年の年月が経過している、とか。 え~、もうそんなになりますか。早いですね。待ってたけど、そんなに待っていたなんて。時の流れは速いですね、月の輪さま。 「古書店経営も早や15年。『古本屋月の輪書林』発行から7年。この7年間に作った目録は4冊。今回も偶然手に入れた古本で多く忘れられた人たちを再発見し、目録へと紡いでいく日々と綴る。前半は「満州」という消えた国と関わった人々を描き、後半は一転、明治へとタイムスリップ、風雅な趣味人三田平凡寺の全体像に迫っていく。古本の力を伝えるノンフィクション堂々完成!」スクラップ通信121号より抜粋。 読み始めたばかりなので、まだきちんとご紹介できませんが…。こんな風に本に出会って、本を組み立て、人を探っていく月の輪さんに憧れる。奥様、美央さんが好きな俳優ビリー・ボブ・ソーントン、と書いてあり同じだ!と喜ぶ。 とにかく読みます!読みたいんです!!待って。 先に送って頂いた ●『ifeel 34号』紀伊国屋書店編・刊・320円 の特集は、「聞き書き事始め」。 対談は、関 容子さん(堀口大学の聞き書き●『日本の鶯』や、●『中村勘三郎楽屋ばなし』の著者。)と、森まゆみさん(地域雑誌『谷中根津千駄木』同人。岡本文弥聞き書き●『長生きも芸のうち』や、山田風太郎聞き書き●『風々院風々居士』の著者)。「聞き書き」という、時間と芸を要する世界の難しさや面白さを語るこの対談は楽しい。何より、聞き書きをするひとに惚れこむ、そのひとに対する気持ちのすがすがしさ。「時分の心の花束を捧げられるような方」の聞き書きをしたい、という心意気に胸が熱くなる。 その他、特集のコラムに、山根貞男(「単純ファンからプロの映画ファンへ」)、市川慎子・海月書林(「頁の中の人間関係をたどる」)、吉田 豪(「インタビューは闘いである!」)、香月洋一郎(「聞き書きの内と外」)、塩野米松(「《個の発掘》一人の人生に時代が映る」)もいい。 ぱくきょんみ「遠くに近くに-思い出す英語のことば10」、石田 千「けやき‐並木印象2」、内堀 弘(石神井書林)「予感の本棚‐戦前の紀伊国屋書店 1927・本屋な二人」、「新宿植草・甚一雑誌」第二部「60年代~70年代のサブカルチャー雑誌と植草甚一」(矢崎泰久、高平哲郎、高橋章子、司会・津野海太郎)などなど。 いつも本当に充実した雑誌ですね。読みがいありありです。(来週入荷予定) ●『本の雑誌 11月号』椎名 誠編・本の雑誌社刊・530円・ISBN4-86011-131-1 →特集は、「フラメンコ書評の秘密」。これメチャクチャ面白かった。 大森 望、豊崎由美、岸田佐知子各氏の対談。書評の奥義を語りまくる。 岸田氏の掲載誌泣かせの話、激面白。 素敵生活雑誌「クウネル」からテーマを決め映画を三本選ぶ企画の原稿依頼。岸田氏が考え、「没」になったテーマは… 「むちゃくちゃまずそうな食べ物が出てくる三本」「死んでも住みたくない土地がでてくる三本」「何かの事情で筋が終えなくなって未だに謎な三本」という映画。 観たいよ~。どんな映画?何でダメなの?「クウネル」さま。 -因みに「まずそうな食べ物」が出てくる映画で直ぐ思いつくのは「ガンモ」。あの食事風景、食欲なくなったよ。 「フラメンコ」書評とは…(本誌をご確認ください。イケテます。) 岸本氏の「フラメンコ書評」の実例、朝日新聞掲載 「ベストセラー快読」の『なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣』の書評。共感しました。 「(前略) この本に書かれていることは百パーセント正しい。あの頃の私がこの本を読んでいたら、そしてそれを実行できるだけのやる気と勤勉さと粘り強さと実力さえあったら、今ごろ私の名がダメの代名詞として語り継がれることもなかっただろうと思う。思うが、それくらいならいっそ一度死んで生まれ変わったほうが早いと言う気がしなくもない。」朝日新聞01年5月27日「べストセラー快読」掲載文抜粋 死んで生まれ変わったほうが早い、きっと。人によるけど。わたしの場合は。 「坪内祐三の読書日記」で、八月二十日(土)に武蔵野書房の新刊(当時)●『賞の通知』上坂高生著 が二ヶ月近く書肆アクセスでくまなくチェックしたが見つからなくて、東京堂さんにお願いし手に入れた由、を読む。 すみません。今の今まで『賞の通知』の存在を知りませんでした。お恥ずかしい。こんなことばかりだから…なんですね。 あわてて本日注文しました。(Z) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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