World Cocoa Foundation(世界カカオ財団)のPartnership Meetingに出席
昨日からWCFのPartnership Meetingに出席しています。200人~300人近いチョコレート業界に関係する人たちが参加しているのですが、参加者リストをみたらなんと私の名前が1番始めに!所属組織の名前のアルファベット順なのでAction agains Child Exploitationが1番に来たようです。またこのMeeting開始の際にWCFのプレジデントビルさんがACEがアジア太平洋地域から来ているということも紹介してくれました!ちなみにこのWCFに加盟している日本企業の森永さん、明治さん、ロッテさんからも参加者が来られています。全体会議の後、3つのテーマに分かれてセッションが行われました。私はガーナのACE支援プロジェクトの経験をHealth and SafetyがテーマのRound Tableで発言しました。ガーナやコートジボワールから業界・政府関係者の人も来ていて、かなりダイバースな参加者で知識もバラバラのため話し合いは難しいですが、ファシリテーターがとてもうまくリードしてくれ、なんとなくまとめはそれらしくなりました。ネットワーキングの場としてもこの会議は重要です。ACEが探しているガーナ産フェアトレードカカオのチョコレートを作るパートナーについても、候補企業に会うことができ、期待が高まります。昨日の会議で印象的だったのは、ドミニカ共和国のカカオ生産・輸出企業の方が「私たちはカカオについて全くよく知らないということを知るべきだ」という発言をされたことです。例えばワインと比べて、どれぐらいの温度でどれぐらい寝かせるといいのか等、カカオの扱い方についてはまだ研究されていないことが多すぎる、という指摘でした。いわれてみれば、そうかもしれません。また、Traceabilityの議論もありました。参加者の中からは「するかしないかではない、コーヒーの例を見てもカカオ業界は遅れていて、もっと緊急性を持っていかに出来るかを考えるべきで、するしないの議論をしているのでびっくりした」という発言もありました。このTraceabilityとCertificationと議論が重なる部分もあるのですが、現在いくつかのCertificationシステムがあり、それぞれが別にやっている部分もあるようで、まだ全体像がいまいちつかめていません。レセプションの後、そこで知り合った方2人と近くのレストランでディナーし、さらに興味深い情報をいただきました。今日でこのヨーロッパ出張は終わりですが、毎日が本当に盛りだくさん過ぎて、消化不良です。帰りの飛行機で消化できるかどうか。。。そろそろちょっと休憩したいですが、来週末まで休みなしで突っ走らなければなりません。WCFのミーティングでは必ずチョコレートが置いてあるので、今日もそれを食べてがんばります!