夢をかなえるゾウがくれた 私の夢実現への一歩
水野敬也さんの著書「夢をかなえるゾウ」をちらっと見たとき、正直その表紙のゾウのインパクトの強さにひいてしまい、この手の本好きな私としては気になりつつも購入までにはいたっていませんでした。ところが。ACEにご本人からお電話いただき、実際にお目にかかり、なんとこの本の印税の一部をご寄付いただけることになったのです。(もちろん、お会いする前に買って読みました)以前、この日記(こわれ月間)に、こんなに一度にものが壊れる災難が続くのは、よほどいいことがこの後に来るに違いない、なんて趣旨のことを、半ば自分をはげますために書いていたのですが、まさに、その「よいこと」がきたーーーーっ、というのが正直なところです。というのも、昨年インドのコットン調査のために申請していた助成金が最後の最後で落ちてしまい、がっくりしていたところだったのに加え、この調査を含めたこれからACEで実現したいと思っていることと、それを実現できる手持ち資金に大きなギャップがあり、今年は本当に本当に真剣に寄付を集めないと大変なことになる、という気持ちがあったからです。はじめにこのようなお申し出をいただいたとき、びっくりしたのと感激したのとで、泣き笑いをしてしまったぐらい、めちゃめちゃうれしかったです。他の資金が豊富な大手NGOと違って、わたしたちは学生の完全ボランティア団体からはじめて10年間、少しづづコツコツと成長を続け、有給の職員をやとったり、事務所をもったりできるまでの団体として成長してきました。今国際協力NGO業界の中では、成長株なんて言われたりしますが、実際は会員数も寄付額もまだまだ少ないのが現状です。私たちの「児童労働をなくしたい」という思いだけでは、どうにもならないのです。ACEの現状は、計画はあっても、それを実現できる資金がない、という状態です。夢ゾウをきっかけにこのウェブサイトに来てくださった方が、ACEのファンになって、サポーターや、会員や、ボランティアにも関わってくださるといいな、と思っています。私たちも、できるだけNGOに初めて関わる人にもわかりやすいような広報をしていけるように、努力したいと思います。これからも、「夢をかなえるゾウ」ともども、ACEもよろしくお願いします。