Frankfurt, GermanyFrankfurt, Germany 2006年訪問。 以後かなりの回数訪れています。 フランクフルトはルフトハンザ・ドイツ(LH)航空の拠点となっており、LHを良く利用する私としては欧州への玄関口となる都市です。 またアフリカ方面へ行く際にここでストップオーバーをして休暇を過ごすこともしばしば。 そんな時は公園へ行ったり、マイン河沿いを散歩したり、ザクセンハウゼンで美味しいローカルフードや地ビールを楽しんだりと、カメラ(ドイツなのでそれこそライカ!)を片手に気ままにブラブラできるところが気に入っています。 他にも観光名所があるのかもしれませんが、敢えてあまり観光にいそしむことなくホテルでゆっくりとすることが多いです。 特にKempinski Hotelはお気に入り。 街の中心からは外れるのですが、その代わりに静かな森に囲まれた広大な敷地と広いホテルの建物内はとにかく落ち着きます。 素晴らしいCigar Barがあることも大きな魅力です。 実はCigarは大好きで自宅にも産地別にヒューミドールを分けて熟成させています。 フランクフルト中央駅の外観。 さすがに重厚なつくりで美しいですね。 ヨーロッパはどこへ行ってもこういう雰囲気なのがさすがです。 駅周辺は治安が悪いと言われているみたいですが私はそうは感じませんでした。 どこへ行ってもそうですが「普通」にしていれば何もトラブルに巻き込まれるようなことはない(と信じています)と思います。 駅構内の様子。 ヨーロッパの鉄道の駅というのはどうしてこう美しいつくりのものが多いのでしょうか。 どうやら私は複雑に入り組んだ鉄骨の建物が好きなようで、シドニーのハーバーブリッジなんか大好きです。 シドニーへ行くときはハーバーブリッジが間近に見えるホテルにいつも泊まるくらいです。 まだパリには行ったことはないのですが、実物のエッフェル塔を目の前にすると感動するに違いないと思います。 列車の雰囲気もいいですね。 私は特に鉄道に詳しくないのでこの列車がどういったものなのかは知りませんが、多分ドイツでは特に珍しくも無い一般的な車両なんでしょう。 中折れのパンタグラフや四隅が丸いフロントシールドのデザインがレトロチックな雰囲気を醸し出していて好みです。 駅構内には日本の駅と同様にさまざまな売店が入っています。 少し奥にはデリもあり、簡単な料理を出してくれます。 当然ソーセージを食べるわけですが高い! 昨今のユーロ高のお陰でさらに高く感じます。 このためEU圏へ行くと財布がすぐに軽くなってしまいます。 一方、街にはベンツやBMW、ポルシェ等の高級車が溢れ日本人なんかよりよっぽどこちらの方が豊か気がします。 いくらドイツでは「国産」と言ってもこれらのブランドの車は高いですから。 街をブラブラしてみます。 近代的なビルも多く立ち並ぶフランクフルトですが、やはり目を引くのは重厚なデザインで歴史を感じさせる建物。 なので街中を歩き回るだけで結構楽しめてしまいます。 50% OFFのセールをやっているようですが、何故かマネキンからズボンがずり下ろされています。 眼を引く面白いアイデアですね。 フランクフルトと言えば、欧州中央銀行の本部がある街です。 誇らしげなユーロのモニュメントの後ろにそびえるタワーがそれです。 フランクフルトは金融の街でもあり、ここの証券取引所の規模は世界第四位だそうです。 ここは一度は泊まってみたいと思っているホテル。 噂でしか聞いたことがなかったのですが、散歩をしていたら偶然前を通りかかりました。 ショッピング等にはとても便利な場所にあるます。 外観から見る限り中も良さそうですが。。。 夜もまた綺麗。 石造りの重厚なビルが街灯のやわらかい光に浮かび上がり、その横を時折細長いトラムが流れるように走ってゆく様子にはうっとりです。 フランクフルトの観光名所のひとつに「レーマー広場」があります。 昔ながらの様式の建物が集まっているこの場所は大きな広場となっており、様々なお店やカフェが周りに軒を連ねています。 ここでもソーセージとビールです。 ちなみにドイツではソーセージはヴルストと言わないと通じないようです。 レーマー広場の隅にあった静かなレストラン。 ここで白ビールとシュニッツェル(ポークカツレツ)を食べました。 美味しかった! 観光地にありますが、地元の常連客も集っている店のようで雰囲気も良かったです。 逆に観光客っぽいのは自分だけだったような気が。 フランクフルトではこのマイン川河畔を散歩するのも好きです。 ジョギングをしている地元の人もいるし、家族でピクニックに来ている人たちもいます。 遊覧船も多く出ており美しい街並みを船から楽しむこともできます。 ゆったりとリラックスした雰囲気でとても心地が良いです。 河畔からザクセンハウゼン地区へ。 ここはたくさんの居酒屋が集まっているところです。 観光客の間でも有名で、ガイドブックにもよく載っています。 本当に美味しいお店が沢山あるので私もここへは良く来ます。 あまり英語は通じませんのでオーダーくらいはドイツ語を覚えたほうが良いです。 路地に向かって水をかけるドイツ版小便小僧。 いきなり勢い良く小便しだすので水をかけられた通行人もいるはず。 この前の画像を見ると地面が濡れているのがわかります。 こういうことだったのですね。 少々酔っていたせいでしょうか、ピントがグラスの先の灰皿に合ってしまっています。 こうしてみると非球面ズミルックス35mmのボケはなかなか美しいではないですか! ほろ酔い気分でマイン川の河畔を歩きながらホテルへ戻ります。 天気の良い日は本当にすがすがしく快適です。 ドイツは緯度が高いため夏場は夜9時頃まで日が出ています。 ですので飲み終わってもなお明るいことがあるのです。 フィルム写真の面白いところはやはり現像してみないとどのように景色がフィルムに焼き付けられたかわからない所でしょう。 このカットは肉眼より少し紫が強い感じで写っています。 そして肉眼よりドラマチックに写っています。 お気に入りのカットの一つです。 ライカのおかげ? フランクフルトの街中に大きな公園があります。 一面芝生でところどころベンチが設置してあり、市民の憩いの場となっています。 Kempinski Hotelに滞在するときは、ホテルの敷地から一歩も外へ出ませんが、市街のホテルに滞在するときはカメラを片手に必ず街をブラつきまうす。 ここにはフランクフルトが生んだ文豪ゲーテの像などドイツを代表する人たちの像がいろいろな場所に設置されています。 全部でどれだけあるか調べたことはありませんが、ベートーベンやハイネ、シラーなどの像をこれまで見つけました。 これはゲーテ像。 学生の頃はドイツ文学に傾倒していた時期があったりしてゲーテの作品も随分読んだものです。 この像を見てまた「若きウェルテルの悩み」でも読んでみようかと一瞬思いましたが、そう軽く読める本では無いので気合が必要です。 トルストイやドストエフスキーなんかもそうですが彼らの作品は読むのに大変なパワーが必要となるのです。 それこそ俗世間からしばらく遮断された状態でないと読み切る自信がありません。 気持ちの切り替えが簡単にはできないのです。 学生の頃までにこういった作品を一通り読んでおくのは非常に重要だと今更ながら思います。 定年後に好きな本を沢山読みたいと言っている仲間もいますが、60を過ぎてこれらの作品を読むのはちょっとヘビーすぎると思います。 SONY DSCT-7、ライカM7 Summilux 35mm ASPH RDPIII 禁無断転載 |