|
テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:映画
監督ジャン=ピエール・ジュネ&主演オドレイ・トトゥは、遊び心があって好きなフランス映画“アメリ”と同じで原作は全仏ベストセラー小説だそうです。
映画館で予告を見てから期待していた映画です。上映2時間前にチケットを予約して1人で見てきました。 物語は1917年の第一次世界大戦の戦場シーンから始まります。普通の生活をしていた人々が戦場へ駆り出され兵士となり、戦争を恐がって自ら負傷したり戦争批判したりとそんな大罪には思えない理由(私には・・・)で軍法会議で死刑宣告を受け敵との中間地帯に放り出される5人。 オドレイ演じるマチルダの恋人マネクもその5人の1人で、マチルダはマネクが戦死との知らせを受けても「彼は必ず生きている」と直感で感じ、信念を持って彼の情報を求め探し続けます。 様ざまな出会いの中で証言を得ていくうちに次々と話の糸が繋がってゆきミステリーの謎解きも続いて・・・というようなストーリーで始めからしっかり見ていないとその謎解きが??になってきそうです。 同じようなシーンをいろいろな角度で何回となく繰り返す戦場シーンも恐ろしくリアルに描かれていて、戦争の不条理をも訴える反戦映画でもあるのだと感じます。 戦場以外の映像は全体に素敵に美しく「細部までこだわったマニアックな完全主義」とオフィシャルサイトで表現されているように監督のこだわりエッセンスが随所にたっぷりで楽しめる映画でした。 この映画を見て思い出したのがソフィア・ローレン主演1970年イタリア映画「ひまわり」です。 戦後も行方不明のままで戻らない夫を探す妻が、やっと探し当てた夫に会えたと思ったら夫には若い妻がいた・・・。戦争によってできた「どうにもできない時と感情」を描いた名作で一面ひまわり畑の映像と共に音楽も素晴らしい、とても切ない映画です。 さて、“ロング・エンゲージメント”のマチルダは恋人マネクに逢えるのでしょうか?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|