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三位一体「さんみいったい」キリスト教はユダヤ教・イスラム教と共に唯一神教です。神はただひとりしかいない。ただおひとりの神さま以外のものを拝むならば、それは偶像崇拝ということになります。 ところがキリスト教では、そのただ一人しかいない神さまには3つの位格があると言います。「位格」というのは、人間なら「人格」というところですが、神さまなので人格といわずに位格と言っています。その位格は、 (1)父としての神、天の神あるいは単に神とも呼ばれます。 (2)父のひとり子としての神、このひとり子が2000年ほど前に肉体をもった人間となって、その肉体を十字架につけて私たちの代わりに呪われて私たちを救うために、この世に来られたのがイエス・キリストです。 (3)聖霊としての神、このお方は私たちの間に住み私たちのために執り成し、助言を与え、真理へ導いてくださいますが目に見えません。 この3者が3者でありながら一体であり一つの神だというのが三位一体の教理です。 数学は1+1+1=3です。1+1+1=1というこの教理は論理的に説明し得ません。多くの神学者が説明を試みましたが、成功しているものはないでしょう。 しかし、私たちは自らの経験に照らして、やはり神は三つにして一つだと思わざるを得ません。信仰によって初めて納得できる、しかも、信仰によればそのようにしか言い得ないようなものがこの教理です。 小泉前首相が彼の改革を「三位一体の改革」と呼んだのはよく知られています。別個に改革したのでは意味がない、不可分のものだということだったのでしょう。 中学の卒業式でPTA会長が挨拶で「P・T・A、三者一体となりまして・・・」と言ったときには笑いをこらえるのに苦労しました。 |