久々に、TOTO
一昨日の晩、NHKで懐かしい曲が流れていた。思わず何かしていた手がとまり、耳を澄ます。TOTOだ!!急いでテレビの前へ。 いや~懐かしい。若かりし頃のペイチ、J.ポーカロ、ルカサー…。結局そのまま番組が終わるまで見入ってしまった。これだからテレビというのは困る。予定が狂ってしまうではないかー。いやいや、この際それはどうでもいい。懐かしい音&映像を堪能。というか、自分の若かりし頃のことを思い出したり、TOTOにまつわる思い出が蘇ってきて、すっかり感傷に浸ってしまったひとときであった。 私は多少(ホントに多少)、ドラムを叩くことができるのだが、ドラムとの出会い(のきっかけ)はTOTOであった。 中学生の頃(ああまたトシがバレる)、兄が通っていた男子校の文化祭に行った。偶然入ったホールで、あるバンドが演奏をしていた。高校2年生くらいのグループだろうか。TOTOのロザーナをほぼ完コピしていた。ドラムがとても上手。初めて間近で見るドラム演奏に目が離せず、ずーっと見ていた。そして、何てかっこいいんだろう、私もロザーナを叩いてみたい…!と思ったのが、私とドラムの出会いである。 以降、自宅でカセットテープ(当時はテープ!)から耳コピして電話帳や布団を叩いてみたり、自分の通っていた女子校の音楽室のドラムを、放課後こっそり触りに行ったりした。右手・左手・右足・左足がそれぞれ異なるリズムを繰り出すというのは厄介だったし、ロザーナの耳コピは簡単ではなかったけど、それでも結構叩けるようになった。大学に入り、とある音楽サークルで女子バンドを組んだ時、私はドラム担当になった…(本業はキーボードですけどね)。 当時はMTV華やかなりし頃で、ベストヒットUSAやらファンキートマトやら、よく観ていた。あの頃の私の洋楽への熱中ぶりは、今の私がクラシックと対峙する有り様とは全く異なっていたなあと思う。同じ音楽でも全く違うものだから、当然と言えば当然なのだが…。 しかし、いまの私がTOTOを聴いて、やはりわくわくするのである。そして、やっぱりリズムがいい!J.ポーカロは私にとってボンゾやリンゴよりも偉大…なのかも。 今回、偶然テレビで見たTOTO。彼らのファーストアルバム「TOTO」が世に出たのは1978年。私がTOTOをよく聴くようになったのは「TOTO IV」からであるが、「TOTO」は当時兄が持っていたカセットテープを借りて聴いていた。そんなことを思い出しつつ、CDで再び聴いてみたいという気持ちが沸き起こり、テレビを見終わったその足で注文。 早く手にしたかったので、実際はAmazonで購入したのは内緒だ! 聴きながら、TOTOはメンバーの技術が高度に整いすぎているよなぁと、改めて感じる。さすがスタジオミュージシャン出身。スキがないというか、まったくもってスゴいものだ。ある意味、面白みがないとも言えるのかも…サイトウキネンと同じ?クラシックとは別次元と言ったのは誰だ! そういえば私、仕事でルカサーのお茶汲みをしたことがある。数少ない自慢のひとつ。