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カテゴリ:映画・テレビ
『がんばれクムスン』 チャン医師の愛(腎臓を買ってでも妻を守りたい!)
チャン・ギジュン。第一外科の医長であり、ジェヒの先生。 ジェヒは、ギジュン医師を慕って、外科を志し、この病院に残った。ギジュンは、ジェヒを右腕としてその能力を買っていたが、人格にはちょっと不安を持っていた。 ギジュンは、医者として尊敬できる存在だった。
ギジュンは、アメリカでクムスンの母親ヨンオクを後妻にする。妻との年はかなり離れているようである。帰国したら、ギジュンの母親に話して クムスンを引き取る約束をしていた。 ところがウンジンを授かり、ギジュンの母が病気になり、今までその約束が果たせないままだった。ウンジュとウンジンとは腹違いであった。ウンジュが母に厳しいことで、ウンジンと何度かもめた。家族の中に秘密が多く 不安定な状態であった。 妻ヨンオクが、腎不全で3年前に腎移植を受けているが、なかなかおもわしくない。何度か倒れたり、腎臓の機能がほとんど望めない状態であった。透析が合わずショックで気を失ってしまい治療が中断することも多かった。 妻への腎臓の移植を考えて、友人の検事にクムスンを調べてもらい 用意周到に家族に近づく。クムスンはヨンオクが、義母のいじめに耐えられずに捨てた娘だった。 偶然クムスンの息子フィソンが迷子になった時に保護した。写真と事前の調査でフィソンを知っていたからできたことだった。 ギジュンへお礼に薬膳おこわを作ってきたクムスンに 祖母の定期検査とクムスンの検査をまるで善意のごとく提供する。 実は、クムスンの体の状態と腎移植の適合性を調べるものだった。さらにクムスンが貧血気味と分かると 鉄剤もプレゼントする。クムスンは、ギジュンの行為をまったくの善意として受け取った。 娘を探そうというギジュンの言葉に ヨンオクは、捨ててしまった娘を一目見たいと思うが、絶対に捜すなと言う。今探したら 腎臓をもらいたいということになるからダメだと。ギジュンの狙いが分かっているから・・・。 そして、ギジュンは、クムスンの叔母に仕事を世話することでに近づく。叔母は、病院でヨンオクと一緒のギジュンを見て夫婦だと知り、ヨンオクが腎臓の病気だと知る。 ギジュンは、クムスンに母がいることを知らせてくれと頼み そうすれば保釈金1億を出すという。腎臓を提供するかどうかは、クムスン次第だと。ちょうど叔父の訴訟問題でお金がいることを知っていて、お金で操ろうとしていた。 悩んだ叔母が神経性の胃炎で倒れて、病院に見舞いに行ったクムスンは、叔母から ヨンオクが生きていること。ヨンオクはギジュンの妻であること。お金をもらったことを聞く。 すべてが分かったところでギジュンは、クムスンに一生許してもらえない罪を犯したのは承知だが、どんな手を使っても妻を救いたかったと告白する。 ヨンオクの発作を心配して駆け付けたクムスンに土下座して、「妻を助けてくれ。」と頼む。クムスンは移植を決心するが、ギジュンにヨンオクとウンジュには話さないように約束させる。 家族の協力で5000万を返しに来たクムスンにギジュンは、移植前は何も話さないが、移植後には行き来をして親の務めを果たしたいと申し出るが、クムスンに断られる。 ヨンオクの主治医は、娘からの移植だとヨンオクに伝えるべきだというが、ギジュンは家族を守るために移植センターからだと話してほしいと頼む。 手術日が近づいて、クムスンの祖母からの抗議で事態をしたヨンオクは泣いて怒り、ギジュンのことをなじり、廊下に出て倒れてしまう。 透析の前日、病室からヨンオクがいなくなり、心配し続けるギジュン。透析の日の朝怪我をして戻ったヨンオクだが、また透析が合わず集中治療室に入る。 少し回復したヨンオクが、病院を去ろうとしていた、ギジュンは、ののしるヨンオクの言葉を受け止め、謝罪しながらながら、「ウンジュとウンジンもお前の娘だ、娘のためにここに残れ。」と語る。 ヨンオクの腎臓移植は成功して 退院するが夫婦の関係はぎくしゃくしたままだった。 ギジュンは、しばらくはクムスンとヨンオクの関係を隠しておこうと思っている。ヨンオクは納得できない。二人が話し合っているところをウンジュに聞かれてしまう。ウンジュが知っていることをさっそくクムスンに知らせるギジュン。 ギジュンはウンジュにお金で人を操りクムスンに腎臓を移植させようとした話を打ち明け、悪いのは自分だ。クムスンとジェヒのことを認めてやってほしいと頼む。 ギジュンは、病院の定期検診で胃がんが見つかった。妹はまだ小さいし母親は弱い。だから、ウンジュにイギリス行きを止めて欲しいと説得する。夫婦関係がうまくいかず 妻にも話せないギジュンを心配していた。ウンジュは、ヨンオクにギジュンの癌を知らせる。 それを聞いたヨンオクは、ギジュンの体を心配する。 「コーヒーはダメよ。自分の体を考えて。 あなたは、何でも私に隠すつもり?なんでも最初は隠すのね。 すべてあなたが一人で勝手に判断して。私は何の役にもたたないってこと? 捨てた娘から腎臓をもらうような人間以下にして。 今度はウンジュだけに病気のことを話すの? 私にどれだけ泥を塗れば気が済むの。 本当にそれが私のためだと?あなたって人は。」 「手術さえ受ければ本当によくなるのね。転移もないから抗がん剤治療も必要ないの。分かった。それならいいわ。」 「心配してくれるのか?」 「バカなことを言わないでよ。」 「俺が憎いんだろ。」 「自覚してるのね。」 「そりゃそうさ。それだけのことをしたからな。ウンジンがいなければ俺と暮らしていないだろう。」 「この際聞くわ。どういうつもりでクムスンにあんなことを?悪いと思わなかったの?自分の娘じゃないからでしょ。自分の娘ならあんなことできないはずよ。なぜ黙ってるの。」 「何を言えばいい、すべて言い訳になってしまう。悪いと知っていたさ。天罰も覚悟した。周囲にも隠したかった。でもその方法しかかなったんだ。ほらみろ、すべていいわけだ。すまない。弁解する言葉もない。」 「着がえて散歩しましょう。あなたの健康管理は私がするわ。」 ヨンオクは、ギジュンが自分を愛していたらやったことだとよく知っていた。 今度は、自分が、ギジュンの体を気づかう番だと考えている。
ギジュンは、クムスンの結婚が決まって、お祝いをいう。ひどいことをしてしまったと謝罪をして、これからは家にも遊びに来てくれという。 クムスンは、「もう忘れました。いいんです。母を愛していたからだと分かっていますから。」と許しています。 病院で、ギジュンがクムスンを見る目は、もう一人の娘の幸せを考える目になっているような気がした。 医師ギジュンのヨンオクへの愛は、もう打つ手がなく人の道に外れるものとなってしまった。医療では打つ手がなく、何としても妻を救いたいという思いが大きかったからだ。やったことを言い訳せず、自分のできる最善を尽くす男だったのだ。 今まで、ヨンオクとの間にクムスンと言う解決できぬものがあった。ウンジュの反抗も。今どちらも解決し、二人には、穏やかな愛する時間がやってきた。
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最終更新日
2012年09月26日 14時39分29秒
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