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昨日の夜中、近所のブックセンターで漫画を数冊買って読んだ。
ので、その感想でも書こうかな。 うん、ブログっぽくていい企画だ。 読んだ漫画の内訳↓ 「悟空道・完全版1」山口貴由 「ハチワンダイバー4」柴田ヨクサル 「もっけ7」熊倉隆敏 「鈴木先生1」武富健治 「黒博物館スプリンガルド」藤田和日郎 以上。 くっ!自分の漫画読みとしての凡百さに嫌気がさすラインナップだ! 以下それぞれの感想だ。 「悟空道・完全版1」山口貴由 俺が富野由悠季、岡村靖幸と並び尊敬する「世界3大名前にユキが入る人」の一人である山口貴由の過去の作品の愛蔵版。 もちろん以前刊行された単行本も持ってるんだけど、コレクターズアイテムとして持ってないとなー、と思って買いました。 んで、何度も読み返しているけど、また読む。なんか微妙にオリジナルと違う・・・。カットされてる台詞がいくつかあるみたい。(確認してないけど) 山口作品は雑誌掲載時と単行本では台詞が変わることもしばしばあったが、愛蔵版でも手を加えているのか。 しっかし連載当時は「覚悟のススメの劣化の感は否めないな・・・。」と思いつつ読んだものだが、今読むとちょっと当時と印象がちゃうな。 確かに、覚悟に比べて型にはまっちゃてる感じはあるけど、なんつーか今風に言うとリリックってーヤツが前面に出てて、これはこれで覚悟と違った魅力があるっすね。 でも、この作品以降、山口先生はその「リリック」に頼りすぎるようになって、覚悟が持ってたダイナミズムをちょっとずつ失っていってしまうわけだけどね。 そしてさらにその後「リリック」を意図的に封印することによって、覚悟を超えるダイナミズムを得られた「シグルイ」を発表するわけだから、人生とはおもしろいもんだな。 こういう作者にとってのターニングポイントになる作品って好きなんだ。 ガンダムもVが好きっすから、自分。 「ハチワンダイバー4」柴田ヨクサル まぁ、やってることはエアマスターとなにも変わらん! 主人公がジュリエッタになっただけだ。 ただテーマが将棋という文化的なはずのもんなんで、より変な漫画になってて、パッと観キャッチーだ。 とりあえずヨクサル先生とトレードされたかのように集英社から白泉社に移った羽海野先生との(全く割りに合わないトレードのような気がするが。)将棋漫画合戦から目が離せない。「三月のライオン」もあちーからなー。 ただ、柴田ヨクサルは凡人が頑張ってテンション上げて描いてる系の作家なのに対し、羽海野チカは本当の天才なので、柴田先生は分が悪い気がするな。 「もっけ7」熊倉隆敏 妖怪そのものの解釈の独自性も去ることながら(昔ながらの妖怪モノと京極以後のハイブリッド!)物語の舞台が女子高であったりと、女の子の日常がメインだってのがオリジナリティ。 絵柄の印象も手伝って、ともすれば萌え漫画と思われがちかも知れないが(そういう側面があることも事実だけど。)そこら辺の萌え漫画と一線を画しているのが人物描写。 この熊倉先生はオタクの妄想的な女の子像じゃない女の子を、しかも色んなタイプの女の子をしっかり描けてるところがすごい。 妖怪を引き寄せる女の子達の感情や情念がリアルに感じれて、良い。 時に恐ろしく、時に素敵な妖怪のいる日常は、良い。 ジャケだけ見ると萌え萌えだが、内容は万人にお薦めできるポップな漫画だ。泣けるし。 「鈴木先生1」武富健治 なんか、世間でやたら評判の鈴木先生をようやく読む。 評判聞く限りは笑える漫画なのかと思ってたけど、全然そんなことない。 鈴木先生かっけぇ! 酢豚の話はすごかったなぁ。 多分誰もが「あったあった!」と思えるトピックだし、そんな些細なことにやたら真摯に向き合う鈴木先生も素敵だし。 まだ一巻しか読んでないんだけど、この「酢豚」がピークじゃねぇ? これ以上の話でてくるかなぁ。 とりあえず今刊行されてる分は買おうとおもうけど、世間が大騒ぎするほど凄い漫画か?とも思うなぁ。割りに普通におもしろい漫画という印象なんだが。 「黒博物館スプリンガルド」藤田和日郎 またしても、いつもの藤田漫画! やってることが「うしおととら」と変わってねぇ! んでね、もちろんおもしろいですよ・・・。おもしろいんですけどね。 僕は「うしとら」時代からこの人の漫画はおもしろいと思ってるですけどね、なんか心の底から「大好きだ!」って思えないんだよな・・・。 なぜかな?と思ってたんだけど、この作品観てわかった。 この人、後半畳み掛けすぎなんだよ! 中盤あたりまでは結構丁寧にドラマを作ってくんだけど、後半になっていろんなことやりすぎなんだよ! 「それいる?」ってこととか、「いや、それは中盤くらいで伏線を張っておいてだね・・・。」というようなことバカスカやってく。 スピード感がハンパないから気にしなければ気にならないレベルのもんだが・・・。 いやぁ、少年漫画だしテンションが大事だってのもわかるし、うしとらのころから変わらぬハイテンションを持続なさってるのは尊敬するんですが、そういう不丁寧さのおかげで個人的には爽快感に欠ける読後感が毎作毎作襲ってきてまして・・・。 番外編の「マザーグース」はバリバリ良かったです。 ・・・ってあたりが最近読んだ漫画の感想ですかね。 もっけと鈴木先生は比較的とっつきやすいと思うんでお勧めです。 お金があればもっとバンバン漫画買って読みたいんですけど、今月は特にピンチでねー。 色々みて、次回公演への肥やしにせねばと思うんすけどねー。 まぁ、また今度ね。バイバイ ![]() [漫画]カテゴリの最新記事
僕は藤田作品の、終盤の伏線を回収しまくるところが好きです。意地でも話をキレイに終わらしたる!っていう変な執念を感じます。
からくりサーカスは、読みました?まるで、野球グラウンドのボール拾いみたいに、あちこちに散らばった細か~い伏線を、丁寧に拾い上げてベースに返していく様は爽快ですよ。 結果的に、奇形児の様なおかしなパワーバランスの作品になってしまっていますが、そこも愛おしい。(October 3, 2007 20:28:14)
まあ、ほんと好き嫌いの問題なんだね。
世の漫画家の多くはこの人よりつまんないのは事実よ。 ただ僕はうしとら終盤でとらの過去を丸々描いちゃったこの人のデリカシーのなさを未だに許せないんです!愛ゆえに! だから好意的にみれない! からくりサーカスは全部は読んでないんすよね。 死ぬまでには読みたいんだけど、あれだけ長いと金と気力が…。(October 3, 2007 23:28:03)
最終話を読んで漫画喫茶でなんじゃこりゃ!!アホか意味なんてあるかい!ヴォケ ってブン投げた身としては、柴田ヨクサルに一票(October 6, 2007 09:16:54)
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