名古屋で見つけた斬新なランドセル
楽しく変わったランドセルを作っている職人が名古屋市に隣接する稲沢市という土地にいると聞いて早速取材を試みた。 パールシティーというショッピングセンターの中に「パルタカヤナギ」という店を構えるその職人の名は「内藤 廣」。 金箔のランドセル、スルメのランドセル、シマウマのランドセル・・・。どれもこれも今までに見た事も聞いたこともないランドセルばかりだ。職人 は14年ほど前、自分の子供が小学校に上がる時に親の目線でパッとみてすぐに自分の子供だ!とわかると良いなと考え、目立つ且つ良いランドセルの製作を開始した。一番最初に作ったのは金箔でコーティングしたランドセル純金を貼る場合基本的には漆を塗ってその上に金箔を貼るのが主流らしい。だがランドセルの場合基本が革のために勝手が違う。技術を得るために岩手の金箔職人を訪問、金閣寺の建立に携わった職人に電話等をしたが、結局何も教えてはもらえなかった。結局自らが試行錯誤を繰り返しようやく完成した時の喜びはかなりのものだったという。職人はかれこれ今までに約30種類は作り、先年2年半を費やし完成した渾身の作に「亀の甲羅&金箔」がある。自宅の池にいる外来種の亀の甲羅を金箔でコーティングしランドセルに設置。親亀の上に小亀が乗っかり、またその周りを小亀が囲んでいるランドセルである。家族というものを考えさせられる一品だ。ものによっては製作期間が数年かかるランドセルもあるという。理由は素材だ。アミメニシキヘビ、アザラシ等動物の皮の輸入に対してワシントン条約の弊害があり、簡単には輸入はできない。ワシントン条約事務局の指定機関や名古屋税関の許可を得て、ランドセルにワシントン条約付属書を付けることでクリアといった荒業をやってのけた。余談だが蛙の皮で作った20万円のランドセルとアザラシ皮で作った50万円のランドセルは売れたらしい。職人はただ楽しく変わったランドセルを作ればいいと思ってるわけではない・基本的に人は右側を歩き、左側にフックが付いていると車などにひっかかり危ないのでランドセルの左側にはフック等何もつけない。・軽さを追求しているランドセルは2~3年で方のベルトがもろくなり、千切れやすくなるので肩のベルトを一般のランドセルの2倍以上の厚みにする。・肩のベルトに形状記憶合金を組み込み型崩れ防止させる。もちろんこれら以外にも子供の為を思い考えて製作している。 今現在は悠仁様生誕を記念してオールプラチナのランドセルを作る予定らしい。完成目標は12月。価格は1000万はくだらないという。今から非常に楽しみである。アザラシの革 50万円スルメのランドセル 時価オールアミメニシキヘビ 80万円イノシシ 50万金箔のランドセル 200万だちょうのランドセル 料金不明オットセイのランドセル 料金不明シマウマ 100万円カエル 20万円牛の胃袋 100万円尾長鶏 50万円亀の甲羅&金箔 50万円他にオールアミメニシキヘビ+金粉 130万エイ皮 50万押し花スケルトン 20万ミンクカバー 10万円 ・・・etc