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自我は自己を対象とする認識作用のことで自己意識・私(わたくし)のことです。人がこの世に生を受けて、様々な人から援助・介護されて成長するにつれ、自分の中で、周りにいる人やものとは何か違うという意識が生まれます。
そのときに『他者との差』を意識しますが、この状態を『自我』が芽生えたといいます。 自我の芽生えの時期は人によりさまざまですが、おおよそ5才です。遅くとも10才ころまでには自我が芽生えます。 このころにはすでに自分の生きるべき道筋が示されています。 『天命』と言うには大げさすぎますが、自分が何をするにしてもこの定められた方向へ向かうので、宿命的な資質とします。 戦国時代の著名な武将の宿命的資質です。 〈純粋達成型〉 明智光秀、浅井久政、足利義昭、荒木村重、井伊直政、池田恒興、池田輝政、石田三成、今川義元、上杉景勝、上杉謙信、お市の方、お江(ごう)、織田信長、織田信秀、織田信包(信長弟)、織田信忠(信長長男)、織田信孝(信長次男)、加藤清正、蒲生氏郷、見性院 (山内一豊妻)、小西行長、斎藤義龍、佐久間信盛、佐久間盛政、佐々成政、真田昌幸、柴田勝家、島津義久、島津義弘、築山殿(家康妻)、徳川家康、長尾景春、蜂須賀家政、蜂須賀正勝、福島正則、北条早雲、細川勝元、細川忠興、堀秀政、本多忠勝、松永久秀、三好長慶、毛利輝元、山中鹿之介、脇坂安治、 〈達成・融和型〉 春日局、森蘭丸、山名宗全 〈達成・評価型〉 朝倉義景、斎藤道三、伊達政宗、お初、塙直之、本多正信、前田利家、毛利元就、副田甚兵衛(秀吉妹の元夫) 〈純粋評価型〉 安国寺恵瓊、池田勝正、大谷吉継、顕如、真田幸村、滝川一益、直江兼続、日野富子、福島正則、前田利長 〈評価・達成型〉 浅野長政、宇喜田秀家、黒田(勘兵衛)如水、竹中(半兵衛)重治、藤堂高虎、中川清秀、北条氏康、山内一豊、蓮如 〈評価・奉仕型〉 〈純粋奉仕型〉 大政所(秀吉母)、北政所(秀吉妻)、豊臣秀頼、フランシスコ・ザビエル 〈奉仕・評価型〉 小早川隆景 〈奉仕・融和型〉 杉原(木下)家定、朝日姫(秀吉妹)、須磨(市の乳母)、高山ジュスタ(右近妻) 〈純粋融和型〉 天草四郎時貞、正親町天皇、太田道灌、京極高次(初の夫)、酒井忠次、高山(右近)重友、丹羽長秀、千の利休、千姫(秀頼妻) 〈融和・奉仕型〉 淀殿(茶々)、六角義賢、細川ガラシャ(たま) 〈融和・達成型〉 浅井長政、大友宗麟、織田信雄、吉川元春、小早川秀秋、島左近、島津義久、滝川一益、武田信玄、長宗我部元親、豊臣秀吉、豊臣秀長 ここにあげた主な武将全98人中70人がメインかサブに達成を持っています。約70%ですが、驚きました。 美濃(現岐阜市)の斎藤道三の娘で、信長の嫁さんになったと伝えられている濃姫(のうひめ)の宿命的資質が出ないので、濃姫は実在していなかったことを表しています。(自己失調、自己喪失、混沌も出ません。) ずっと以前に聖徳太子は実在しないと言いましたが、再度調べてみましたが、やはり宿命的資質が出ないため、聖徳太子も実在していなかったと思われます。 突然ですが、織田信成選手は〈純粋達成型〉です。 えっ! 後ほど項を改めますが、秀吉の母おね(大政所)と利休は不思議ちゃんです。 昨年初め作家・山本兼一さんの書かれた『利休にたずねよ』を読みましたが、この本では利休を純粋達成型風の武士に仕立て上げています。 利休独特のわびさびの世界感と武的な面の描写に少しですが違和感を覚えた記憶があります。 利休の宿命的資質が純粋融和型で、おまけに不思議ちゃんだと分かり妙に納得しました。 利休は独自の映像スクリーンを持っていて茶の湯の作法などの映像を眺めていたんだ。 坊主頭の利休・國分太一さんが猿面の秀吉役・竹中直人さんに和気藹々と茶を勧めている光景が一番サマになるね。「秀吉さん、まあ一服茶でもどうですか」「おお利休ありがとうよ」どちらもお茶目で社交家の融和型だから良く気が合うし。 殺伐とした戦国時代だからこそ、癒し系の利休がお茶で武将をもてなすところに利休の値打が見いだされたと思います。 当時茶室へは、にじり口という小さな入口から、頭をかがめて体を入れたようですが、これは利休一流の洒落ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月10日 01時36分24秒
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