公園でのノーリード奨励の随想をブログに書いたら、賛同者から次ぎの質問があった。
「ノーリードにするには、どのような条件が必要だと思いますか。」
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難しい質問をしますね。
「東大に入学するには、どのような条件が必要だと思いますか。」と同じくらい答えるのは難しいですよ。少し時間をください。考えて見ます。
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犬は犬種、大きさ、性格、能力、生い立ち等その犬によって異なるので、こうすればノーリード(東大合格)ができると、普遍的に記述することは出来ない。自分の経験を書く以外に無い。なるほどと参考に出来る人も、全く参考に出来ない人もいるだろう。やむをえない。
愛犬のパピヨンのパナは生後50日の時から、公園に連れて行き、ノーリードで大小各種の犬たちや子供達と遊ばせた。混合免疫注射はブリーダーで1回した証明書が付いていたが、買い取ってからはしてない。自然の免疫で十分だ。
悪徳獣医師は免疫が付くまでは公園などには連れて行くなと、愛犬家を脅かしている。
注射代で稼ぎたい獣医師にだまされて、生後半年後に愛犬を公園に連れて行くと、はじめて見る他の犬や子供達が異常に見え、飼い主の後ろに隠れたり、抱っこしてとおののくことになる。
昔の犬は注射をしなくても病気などしなかった。
罹病することをおそれて、公園などにつれていかないで、社会性の乏しい犬に育てるか、それとも、罹病防止は自然免疫で十分だと考え、公園で遊ばせて、社会性の優れた犬に育てるかの選択だ。
犬にとってどっちが幸せか。飼い主にとっては社会性の豊かな犬の方がいいに決まっている。それなのに、悪徳獣医にだまされて、臆病、または、喧嘩ぽく、他の犬や人に馴染まない犬にしてしまっている。
ノーリードにしてもトラブルを起こさない犬かどうかは、犬の社会性があるかどうかで決まるのだ。人も社会性の豊かな人は周囲の人とトラブルを起こさない。トラブルになりそうなことでも、うまく対応して事なきを得る。犬も同じだ。上手に対応する。
指示命令の言葉として最初に教えたのは、
マテ、ダメ、ヨシの3語だ。コマンドというより、会話の言葉として教えた。
だから、今では「待ってよ」とか、「駄目だよ」といっても通じる。
マテ、ダメ、ヨシの言葉の中でも、最初に、マテの意味を理解させることが大切だ。犬のすべての行動を指示制御する基本の言葉だ。
マテの意味がわかるようになると、ダメ、ヨシはすぐに理解するようになる。
横断歩道を渡ろうとするときに、赤信号を見ながら、「まだだよ」といっても通じるようになる。「よし」と子供に話しかけるように言うと、飛び跳ねるように横断歩道を渡る。
登山中は危険な場所では、「待っていなさい」とか、「待ちなさい」の言葉もよく使う。
教える時は、ほめることが7割、しかることが3割位かな。たたかない方がよい。
怒っていることを両手をたたいて音で知らせるとか、怖い声を出すなどがよい。犬は飼い主の言葉や態度、雰囲気などでしかられていることを理解できる。
犬は飼い主から怒られるのが最も怖いのだ。しかりすぎないことが信頼関係を保つのによい。
長くなるので、続きは次回にする。
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