ドッグフードを売りつけたいために、愛犬家が手作りの食餌や食べ残しを愛犬に食べさせないようにしようと、塩分や香辛料は犬に害があるとドッグフード業界はウソを言っているのではないかと推測している。科学的な根拠を示してないからだ。
大手ドッグフードメーカーのHPに下記の記述があった。原文のまま転載する。他の会社のHPも殆ど同じ内容だ。
● 食塩・香辛料など
犬や猫は汗をかきません。
足の裏の肉球の間に少しかくくらいです。
ですから、塩分を多くとると体の外にうまく排出できません。
手作りの場合は味付けなどはしないで下さいね!
香辛料は心臓・肝臓に負担がかかり肝臓障害や高血圧症を引き起こす
恐れがあります。
人と違い、犬は皮膚に汗腺がないから、汗をかかないということと、人の汗には塩分が含まれているということは間違いない事実だ。
だからと、汗をかかない犬は塩分を体外にうまく排出できないと結論つけるのは、馬鹿げている。
人も含めて動物の生理的科学的な教養学識が欠落した人がドッグフードを製造販売しているということを自ら暴露している。
人も犬も塩分の排出は汗だけでしかできないのか。汗をかかない人は食べた塩分は体内に蓄積するのか。人は日に10g以上の塩分をとる。夏でも汗をかかない人は1年で5~6kgほどの塩分をどこの臓器に貯めておくのか。クジラではあるまいし、塩を吹く人の話は聞いたことがない。
犬も人と同じ哺乳類で、腎臓で塩分は尿に排出される。犬には腎臓という塩分を排出する臓器はないというのか。ドッグフードメーカーには、あまりのも非常識な人がいると言うことだ。知っていて、書いているなら、悪質な詐欺師だ。
犬が人と共生共存するようになった歴史は少なくとも1万年以上ある。その間、犬は人と同じものを食べてきた。残飯が主食だった。残飯には当然塩分がある。犬が塩分で早死にしたという歴史的な記述はない。塩分で、犬が早死にしたという科学的なデ-タもない。あるというなら、提示してもらいたい。
人も塩分は少ない方がよいということが明らかになってきたのは、ここ半世紀だ。犬も塩分は少ない方がよいだろうくらいのことは推測できるが、犬に塩分が悪いというのには科学的な根拠はない。
いい加減で、でたらめなことを言う輩がドッグフード界にいる。
ドッグフードはわずか50年ほど前にアメりカで売り出されて、日本にも進出した。原料は畜産や農産廃棄物だ。それを押し売りするために、いろんな愚劣な風説風評を故意に流している。愛犬にとっても飼い主にとっても迷惑千万だ。だまされないことが愛犬の幸せにつながる。
香辛料についても同じだ。香辛料を主食にする犬はいない。人が嗜む程度の量なら、何の問題もない。食べ残しを愛犬に食べさせないで、ドッグフードを売りつけようとしている。悪質で詐欺的な商法だ。
愛犬のパピヨンのパナは味付けしたもので、香辛料の入っているものも食べさせることがある。喜んで食べるし、健康上問題を起こしたことはない。
最近、ドッグフードは全く食べさせないことに決めた。何が原料なのかわからない食餌を与える気にはならない。愛犬はわが生涯の友でり、伴侶だ。
参考随想
1
犬塩分不要論のお粗末な誤り!
2
愛犬も塩分が不可欠!人と同じ哺乳類だ!
3
愛犬に塩分はほんとに害か?
東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。
公園でノーリードで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集