通常のHP【愛犬と登山 パピヨンと高山200回以上の教訓】の訪問者から、下欄のメ-ルが来た。すぐに快諾の返信をした。
自然環境を破壊しているのは、マスツア-の登山観光業者と、それらと癒着した環境省や農水省の出先機関の小役人だ。犬ではない。
犬入山禁止は観光業者の自然環境の破壊行為をごまかすためのカモフラ-ジュだ。欺瞞だ。愛犬との登山を禁止する法律はない。
「犬は自然環境を破壊するから、入山禁止」ということは、ピッキング強盗集団が鉛筆を万引きした少女を捕まえて、「俺たちは正義に味方だ。」というのと同じだ。富士山や多くの名山がマスツア-の観光登山業者によって破壊されている。環境省や農水省の出先もグルだ。
一方、犬が自然環境を破壊した歴史は地球上にない。あるというなら、科学的証拠を求める。環境省や農水省の小役人と観光業者によって、わが国の自然環境が破壊され続けている。
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私はエコツアーガイドをしながら、山岳救助犬の育成をしていますが、屋久島観光協会、屋久島森林環境保全センター(林野庁)等から活動を強く妨害されております。
さて、「犬登山」で検索していたところ、貴サイトにたどりつきました。とても充実した内容で大変勉強になりました。もし宜しければ貴サイトを参考にさせていただき、今後の対策に使わせていただきたいと思います。手始めに、現在犬を連れていると直接妨害してくる林野庁に対しての抗議文を作成してみました。貴サイトの文を引用させていただきましたが、問題ありませんでしょうか?もし問題がありましたらご指摘ください。
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屋久島森林管理署長殿
日頃は屋久島のためにいろいろとご尽力いただきありがとうございます。
さて昨日、○○○○、○○○○が犬を連れて白谷雲水峡に入ろうとしたところ、管理棟受付の女性から犬を入れることを拒まれました。なおその女性によると、森林環境保全センターから拒むよう指示されているとのことでした。
自然休養林担当管理官の○○氏によると、上から自然休養林の管理に関する通達があったとのことですが、管理官がその通達を都合よく解釈して「自然休養林内に犬を連れて入ってはいけない」というル-ルを勝手につくっても良いという法律はありません。それどころか憲法違反になります。何のために三権分立の制度になっているのでしょうか。
屋久島森林環境保全センターは犬嫌いの人の後押しをして、島民同士のいがみ合いを助長しています。このままでは暴力事件も起きかねない状況です。その責任を保全センターが取れますか。責任と権限は表裏一体のものです。保全センターは責任を取らずに、禁止する権限だけを行使しています。管理棟受付の人に犬を入れることを禁止させているのは、違法行為であり、越権行為でしょう。それが行政が行うべき国民へのサ-ビスの向上でしょうか。単なる私たちへの嫌がらせとしか受け取れません。また法律違反でもあります。
地方自治法第244条は住民が公の施設、例えば国有林等を利用することについ
て、正当な理由がないかぎり、拒んではならない(2項)と規定し、利用することについて、不当な差別的取り扱いをしてはならない(3項)と規定しています。
保全センターは「犬嫌いの人もいるから」ということを禁止理由の一つにあげていますが、何事であれ、法律条例を無視して好き嫌いの感情論で、憲法が国民に保障している幸せに生きる権利を林野庁の一管理官が恣意的に制限して良いと言うのでしょうか。
「人に危害を加えたら」という見方もあるようですが、政令の動物愛護法施行令で「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」に指定している動物は、イヌ科ではジャッカル、コヨーテ、オオカミ等、ネコ科ではピューマ、チーター等の猛獣です。普通のイヌやネコが含まれてないのは当然でしょう。
「生態系に対する悪影響」という見方もあるようですが、屋久島の植物に関して第一人者である○○大学大学院教授の○○○○氏によると、屋久島の植生に深刻な影響を与えているものは、「(1)シカの食害、(2)林道などの工事、(3)人間による乱獲、(4)登山の影響、(5)大陸からの汚染物質の飛来」とされています。
○○氏は、数種の固有種はシカにより絶滅した可能性が高く、シカの食害が最も差し迫った問題だとも言っています。
人間は生物学的には猿と同類の霊長目に分類されている動物です。体内には多くのバクテリア等が存在しており、決して無菌ではありません。細菌学的にも、生物学的にも、植物学的にも、犬が自然を破壊したという歴史はありません。もしあるというなら、科学的に実証された証拠を求めます。
私たちのお客様には国会議員や各自治体の議員等も含まれております。今までに地方自治体の関係者が救助犬を高く評価し、エコツアーに参加された例もあります。今後もそのような予定が入っておりますので、一管理官が法律に反してうかつな発言をすることにより、屋久島のイメージを損なうようなことは避けていただきたいと思います。
以上、宜しくお願いいたします。
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