「
狂犬病注射で水俣病になる!? 」の随想に対して、掲示板に次の反論があった。
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狂犬病の注射では、水俣病になったりはしませんよ。
そもそも、水銀の毒性は慢性毒性と言って長期間暴露した際に問題となるものです。たまに注射を打った程度では、問題になりません。
さらに言うならば、水俣病は、メチル水銀でチメロサールはエチル水銀で別のものです。メチル水銀と違い、エチル水銀は、すぐに分解され対外に排出されることが知られています。
あと、今回は犬の話ですが、人間にも通じる話で、心配性な人には余計な不安を抱かせる内容でもあります。修正等を検討していただければと思います。
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チメロサ-ルの化学名はチオサリチル酸エチル水銀ナトリウムだ。化学構造式はNaOCOC6H4SHgC2H5であり、分子量は404.8で、水銀含有量は重量パーセントで49,6%)だ。人体に吸収された後は、エチル水銀とチオサリチル酸に分解されるようだ。
その分解したエチル水銀は水銀含有量が87%で、水銀の固まり見たいな化学物質だ。メチル水銀もエチル水銀も一般名ではアルキル水銀(有機水銀)と呼ばれ、化学的な結合が強く、容易には分解しない化学物質だ。アルキル水銀は分解することがあっても、無機水銀として、長期間、体内に蓄積されて、神経毒などの悪作用を及ぼすことは広く知られていることだ。
それなのに、この投稿者は、「エチル水銀は、すぐに分解され対外に排出されることが知られています。」と平然とウソを言う。それを証明する化学的なデ-タは何処にもない。あるというなら、提示してもらいたい。
世界の環境ホット!ニュ-ス に下記の記述がある。
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ワクチンに殺菌剤として含まれるチメロサールの毒性が、これまで予想されていたよりも ずっと強いことがわかりました。アメリカ国立衛生研究所(NIH)が出資し、ワシントン大学の研究者が行った研究によるもので、「セーフマインズ」など水銀殺菌剤の使用に反対してきた団体は、水銀の害についてさらに研究を進めるよう主張しています。
アメリカではすでにチメロサールの使用が打ち切られましたが、日本では一部を除いて、濃度を下げただけで使用が続けられています。
チメロサールはエチル水銀の製剤で、その重さの半分が水銀です。水俣病などの原因となった「メチル水銀」の毒性は研究されてきましたが、よく似た構造を持つ「エチル水銀」の毒性はよくわからないままでした。
今回の研究は生後1~3週の子どものサルを使って実験が行われました。一方のグループにはメチル水銀、他方のグループにはエチル水銀を与え、そのあと脳の中に含まれる総水銀、無機水銀量が比較されました。
その結果、エチル水銀はすばやく血液脳関門を通過し、脳から出て行かない無機水銀の形に変わることが分かりました。このため、同じ量のメチル水銀と比べてエチル水銀による水銀は、2倍も脳に残りやすいという結果でした。
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狂犬病ワクチンで愛犬の体内に入ったチメロサ-ルは分解して、エチル水銀となり、愛犬の脳の中に蓄積されて、有機水銀中毒を起こす可能性があるということだ。
それなのに、日本の獣医界は狂犬病ワクチンは安全だと平然とウソを言っている。
アメリカは危険なチメロサ-ルの使用を中止している。なぜ、日本は中止しないのだ。
参考随想
狂犬病ワクチンの副作用と法律改廃13編の随想集
狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述してある。
狂犬病予防注射のからくり
(東京の公園で会った愛犬達の写真集です。お時間のある方はどうぞ。)
公園でノ-リ-ドで遊ぶ愛犬たちや珍しい愛犬たちの写真集