男性の不妊手術のパイプカットと犬の去勢手術の睾丸切除とは技術的にも心身に与える影響の面でも全く異なっている。多くの愛犬家がそのことに気づいてない。
パイプカット(精管切除術)は
精子の通る管を切るだけだ。男性ホルモンを分泌している睾丸の機能はそのまま残っている。
男性は睾丸ホルモンの分泌があるので、性欲はなくならないし、性行動も正常だ。心身ともに健康だ。
一方、
犬の去勢手術は
睾丸を切除してしまう。雄犬は睾丸ホルモンの分泌が突然なくなるので、性欲はなくなり、性行動もできなくなる。雄犬ではなくなる。獣医は犬がおとなしくなると宣伝広告している。
では、なぜ、男性の場合は睾丸を切除しないのか。睾丸を切除するとどんな弊害が起こるかを考えてみると犬の不妊手術の弊害が明らかになる。
睾丸を切除すると性欲がなくなるだけでなく、人も雄犬も更年期障害症状を発病する。男性ホルモンのテストステロンが分泌されなくなるからだ。
女性の更年期障害は周知だ。男性も個人差はあるが更年期障害が強く出る人がいる。
その弊害の一つが
不定愁訴という病状だ。
全身の倦怠感、めまい、頭痛、下痢、不安、無気力、意欲低下などだ。物事に集中できなくなり、やる気もなくなる。自律神経失調症の症状の一つだ。
去勢手術した犬がおとなしくなるように見えるのは自律神経失調症の不定愁訴の病状が現れているからだ。性格がおとなしくなったのではない。
人や犬も含め、動物の性格を変えるには
ロボトミーという脳の手術が必要だ。
オウム真理教が気性の激しい信者にロボトミー手術をして、おとなしい性格にしたことは周知だ。
去勢手術の弊害の二つ目は
犬が肥満体になることだ。
雌犬の避妊手術でもスマートの犬がカバのように丸々と太る。
嘘つき獣医も認めざるを得ない周知の事実だ。
原因はホルモンのバランスが狂ったことだ。
最も怖い不妊手術の弊害は雄犬も雌犬も酷い
皮膚病を発症することがあることだ。単なる脱毛だけではすまない。その実例を挙げる。
去勢により皮膚病になった犬
原本は
去勢・不妊手術とホルモン(ペット)にある。
他にも避妊・去勢により、酷い皮膚病や肥満体になった犬の写真がいくつも掲載されている。
避妊・去勢手術の弊害を指摘している獣医のホームページだ。
金儲けに目がくらんで愛犬家をだますのが当たり前になっている悪徳獣医が多い獣医業界では貴重な獣医だ。
広い砂浜でパールを見つけたような思いだ。
ネット上には犬の避妊・去勢に関する獣医のウソだらけの宣伝広告文が満載だ。
法律的に言えば、不当表示の誇大広告というよりも虚偽表示だ。つまり、偽装捏造の詐欺文書だ。
その例をあげる。
・オスの去勢手術は睾丸を取ってしまう方法で行います。これは人間で行われるパイプカットとは違い、睾丸そのものを取ってしまうので、手術された犬はホルモンの影響を受けなくなります。
・去勢手術をする意味は前立腺肥大、および癌の予防、肛門周囲線腫の予防などです。
ですからパイプカットのような意味のない手術はしません。
・雄犬には高齢化に伴い、前立腺肥大、精巣腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腫瘍などの病気があります。
若いうちに去勢手術をしておくことによって、年を取ってから病気になる危険性を減らすことができます。それに伴い平均寿命は2年から3年のびると報告されています。
男性のパイプカットは細い精管を探して、二箇所を縛って、その中間を切る手術だ。高い技術と経験が必要なので、局所麻酔なのに、手術代が10万円ほどもする。
開業獣医には犬のパイプカットはできないというのが本音だろう。
犬の精管は細いので、探しにくい上に、それを縛ったり、切ったりする技術を習得してない獣医が多いと見ている。
睾丸は大きいので、見違える心配はないし、切除も簡単だ。全身麻酔代込みで2万円ほどで安いのも当然だ。
獣医が「パイプカットのような意味のない手術はしません。」というのは負け惜しみだ。
医師よりも獣医のほうが社会的地位が高いと言っているようなものだ。
男性の前立腺ガンの場合、ガンの増殖を促進する男性ホルモンのテストステロンの分泌を防ぐために、両睾丸を切除することがある。それはあくまでも前立腺ガンが発見された人の場合だ。
つまり、前立腺ガンになる男性はきわめて少ないから、全男性にガン予防のために睾丸の切除を勧める医師はいない。もしいたら、精神異常者だと非難され、廃業に追い込まれるだろう。
なのに、獣医は健康な犬の睾丸切除を勧めている。ガン予防や他の病気の予防になると科学的な根拠のないウソをついている。
避妊・去勢をした犬は健康で長生きしたという信頼できる科学的なデータはないし、犬の長い歴史上にもそのような史実はない。
人の世界にも動物の世界にも睾丸を切除すると長生きするという愚説はない。ある筈が無い。
避妊・去勢により犬の平均寿命が伸びるという獣医は学識教養がなく、妄想癖のある無責任な詐欺師だ。
獣医界には偽装欺瞞の詐欺商法のあだ花が咲き誇っている。獣医大学もその片棒を担いで恥じない。情けない業界だ。
避妊・去勢の健康被害を受けるのは愛犬たちだ。喜ぶのは手術代で儲ける獣医だ。
愛犬家から犬の避妊・去勢についてよく相談の投稿がある。次の随想集をご参考にするように勧めている。
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写真のつづき
参考随想
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狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。
狂犬病予防ワクチン注射のからくり
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公園犬ノーリード禁止は条例の曲解だね