テーマ:愛犬のいる生活(75398)
カテゴリ:犬の歯磨き
犬用歯磨きジェルやゼリーはいかがわしい商品のようだ。愛犬に使ったところ、血混じりの嘔吐や痙攣をしたと犬にチョコレート心配しすぎ!中毒しない! 人も犬も適量で元気が出る!!に投稿があった。
昨日愛犬が死にかけました(泣) 投稿者:greenappleさん 舐めさせるだけでOKの歯磨きゼリーのことですが、左右の歯に少し大めに塗りました。そしたら翌朝に血混じりの嘔吐、体は硬直状態で痙攣し、目を見開いたまま歯を食いしばってました。しばらくしたら落ち着いて、食欲モリモリのいつも通りの元気な状態になりましたが、私もパニックになりました。本当に死ぬと思いました。 以前も別商品の歯磨きジェルを使用した翌日に嘔吐したことがありましたが、その時はジェルとは思いませんでした。そもそも歯磨きなんて犬には不要ですよね?もう使用しません! 返事 投稿者: Paroowner 「歯磨きジェル」は欠陥商品かも知れませんね。 その商品のレビューに次のようにありました。 「我が家の11歳の犬は特にアレルギーの治療等はしていませんが、この歯磨きジェルを使用すると、皮膚に赤みも出ましたが、それだけでなく、たった数回の使用で口の周りがかぶれました。」 歯磨きジェルの注意事項に「犬によっては異常な症状が出ることがあります。出たら、直ちに獣医に診せてください。」とあります。ふざけていますね。 そんな危険な歯磨き商品は販売するなと言いたいですよね。 「犬 歯磨き」でGoogleを検索してびっくり。なんと442万件出た。その殆どが犬用歯磨きの宣伝広告だ。大小さまざまな会社や個人が参入して、犬用歯磨きの商売は乱立状態だ。 一般の犬用歯磨きには法的なきびしい規制はないので、誰でも参入できるからだろう。 一方、人用の歯磨きは薬事法で規制されている。その原料や成分は安全性が確認されている。つまり、人用の歯磨き製品で嘔吐や痙攣を起こすことはない。もし、あったら、発売禁止だ。きわめて安全だということだ。 犬用歯磨きはその原料や成分の安全性は公的には確認されてない。だから、薬事法では犬の歯磨きの効果および効能を宣伝広告してはならないことになっている。違反すると刑事罰が科される。 しかし、実際は野放し状態だ。ネット上では犬用歯磨きの効果や効能が堂々と宣伝広告されている。 その一例をあげる。 「当サイトでは薬事法第68条順守のため、効果及び効能の表記は控えさせていただいております。」と書いてある一方で、同一のサイト内に、 「犬用 歯磨き粉 は犬の歯石を防ぐ、ノンシュガー、人口着色料不使用、人口甘味料不使用のナチュラル志向の 歯磨き粉 です。犬用 歯磨き粉 は噛むだけで歯垢、歯石、臭いの原因を取り除きます。」と効果や効能を書いてある。間が抜けているというか、法律無視だ。 最近、他の商品のテレビ広告で、「個人の感想です」と言い訳しながら、効果や効能を広告宣伝しているのと似ている。言い逃れの詭弁だ。信用するとだまされる。 犬用歯磨き商品を買って愛犬に使用している愛犬家に聞く。 なぜ、愛犬には犬用歯磨きを使い、あなたは人用歯磨きを使っているのか。納得できる科学的な理由はないでしょう。人用は法律で安全性を保証しているのに、犬用は野放しの商品だ。愛犬が健康を害することもあるということだ。 話は飛ぶが、愛犬には犬用シャンプーよりも人用シャンプーのほうが良い。詳細は犬用シャンプーより人用シャンプーが安全で安い!にある。 歯磨きも同じだ。愛犬には犬用歯磨きよりも人用歯磨きを使ったほうが安全だ。 その人用歯磨き粉についてさえ、昔から、その効果、効能、および必要性について長い間議論が尽きない。 歯の病気は大別して二つある。一つは虫歯だ。歯に穴が開いて歯が壊れる。 もう一つは歯周病だ。歯の周縁の筋肉、つまり、歯茎(はぐき)の病気だ。いずれも細菌の仕業だ。 歯に穴が開くのは、細菌が作り出す酸で歯が溶けるからだ。 口の中にいつまでもご飯やパン、砂糖などが残っていると、それを細菌が食べて、細菌の糞として酸ができるのだ。だから、食後にすぐにうがいなどをして、口の中に食べ物が残らないようにすると虫歯にならない。 歯に歯垢が付着すると、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる。 歯磨きの目的は大別して二つある。 歯垢を取ることが最も大きな目的だ。物理的にゴシゴシこすってもぎ取ることだ。 もう一つは、細菌の働きを抑えることだ。つまり、細菌の出す酸から歯を守ることだ。 フッ化ナトリウムやキシリトールなどが効果があるといわれている。 ただし、ほんとに効果があるかどうかについては諸説がいろいろある。その効果は疑わしということだ。 キシリトールは天然のキシロールという糖類から人工的に合成された甘味料だ。そのキシロールは細菌が食べても酸を出さないことは確かなようだが、そのことが虫歯の予防になることはない。キシリトールをわざわざ食べなければ済むことだ。甘味料としてキシリトールを入れてある歯磨き粉や歯磨きガムを使わなければ済むことだ。 つまり、キシリトールは虫歯の予防には積極的な効果はない。 フッ化ナトリウムの虫歯予防効果についても諸説があって、その効果が疑われている。中には、フッ化ナトリウムは有害だという説すらある。 歯磨き粉にフッ化ナトリウムは入れてありませんと宣伝広告している会社もあるほどだ。 一方で、「フッ化物の入っていない歯磨き粉を使われるくらいなら、何もつけないで歯ブラシだけで磨かれたほうが、体にもお口の中にも健康的だと思います。」と歯科医師の発言がネット上にある。 「歯磨き粉の成分の中で、フッ化物以外に虫歯や歯周病予防の効果が証明されたものはありませんので、フッ化物が入っていなければ百害あって一利なしです。」との別の歯科医師の記述もある。 つまり、人用も犬用も歯磨き製品はほんとに必要なものかどうか、昔からの議論がいまだに続いている。 私は何十年も歯磨き製品を使ったことがない。食後に「かため」の歯ブラシだけで磨くだけだ。歯ブラシができないときには、うがいをすることにしている。食後に口内に食べ物を残さないためだ。 人造ではない自分の歯の数が年の割には沢山あると歯科医師にほめられたことがある。虫歯で抜歯して人造歯を入れたのは一本だけだ。 歯石は2,3年に一回歯科医院でとってもらっている。 我が家の愛犬たちの歯磨きは鶏の骨をガリガリ噛み砕いてしている。 登山犬初代のパピヨンは15歳で風呂上り後に飼い主の腕の中で急死するまで、鶏の骨を主食にしていた。歯が綺麗で丈夫だった。現在の愛犬のパロも歯が綺麗だ。 補足 ネット上に犬の歯磨き成分の記載がある。 【成分】 湿潤剤・・・ソルビット液、プロピレングリコール 香味剤・・・香料(マイルドピュアミントタイプ)、キシリトール、サッカリンナトリウム 清掃剤・・・無水ケイ酸 粘度調整剤・・・無水ケイ酸、ポリアクリル酸ナトリウム 発泡剤・・・ラウリル硫酸ナトリウム 粘結剤・・・キサンタンガム 安定剤・・・酸化チタン 薬用成分・・・フッ化ナトリウム(フッ素) 保存料・・・パラベン 虫歯予防に効果がある薬用成分はフッ化ナトリウムだけだ。 既述のように、そのフッ化ナトリウムさえその効果・効能が疑われている。 何のために、犬用歯磨きを買って使うのか。 愛犬は決して喜ばないことは確かだ。 犬は鶏の骨を喜んで食べることは間違いない。 鶏の骨は犬の喉や胃に刺さるというのは犬に無知蒙昧な獣医の虚言だ。できるだけドッグフードを多く売りたいために獣医界が作り上げた真っ赤なウソということだ。 詳細は愛犬の歯磨きは鶏の骨を噛み砕いて その随想集にある。 ← トップページへ ボクの頭をコンコンしてワン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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