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2013.02.25
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カテゴリ:避妊去勢
 この随想は、次のアメリカの獣医学の研究論文を翻訳して紹介している一連の随想の続きである。
1 避妊去勢手術の弊害!日本の獣医界は隠蔽! 米国獣医大学の研究報告を翻訳紹介
2 去勢すると前立腺癌のリスクが4倍になる! 米国獣医大学の研究報告を翻訳紹介 その2 
 

 今回は、その各論を翻訳して紹介すると同時に、特に重要な問題について翻訳者の見解も入れてご紹介する。

 避妊・去勢手術は犬の健康と長寿には有害無益だということを、いろんな観点から問題点を指摘してブログ「愛犬問題」で紹介してきた。
その随想集が避妊・去勢有害無用論の随想集にある。

 その有害な避妊・去勢手術をした犬に、狂犬病ワクチン混合ワクチンを注射すると、その犬は、ワクチンの拒絶反応(副作用)の被害を受ける割合が増加する。つまり、最悪の場合は急死する犬の割合が増えると、アメリカの学術論文に報告されている。
その論文を一般愛犬家にも理解しやすいように意訳して紹介する。

 

 原文 Health Risks and Benefits Associated with Spay/Neuter in Dogs
AUTHOR: Laura J. Sanborn, M.S.

犬の避妊・去勢手術による健康上のリスクとメリット

著者:ローラJ.サンボーン、M.S.(理学修士)


 翻訳文

 雌犬の生殖管の癌

犬の子宮や頸部の腫瘍は稀である。犬の全腫瘍の0,3%である。
卵巣を切除すると、当然、その腫瘍のリスクはなくなるが、しかし、そのリスクはわずか0,5%である。
避妊手術をすると、雌犬の生殖管の癌のリスクは低下するが、そのリスクが非常に低いので、避妊手術で子宮癌や頸部癌、および、卵巣癌を防止できるというのは正当な理由とは言えない。

 尿管癌

犬の避妊・去勢手術について、時代を溯って年齢ごとに調査研究をした結果、避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、尿管腫瘍(膀胱または尿道)になるリスクが2倍も高いことが明らかになった。
これらの尿管腫瘍はほとんどの場合、悪性であるが、しかし、まれにしか発生しない。その発生率は犬の全腫瘍の1%未満を占めるにすぎない。
だから、尿管癌の防止は、避妊・去勢手術をすべきかどうかを決めるときの重要な要素にはならない。

 管肉腫

血管肉腫は犬に普通に発生する癌である。
その癌は犬種によっては死亡原因の主因を占める。
例えば、サルキー犬、フランス・ブルドッグ、アイルランド・ウオーター・スパニエル、フラット・コーテッド・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ボクサー、アフガン・グレイハウンド、イングリッシュ・セッター、スコットランド・テリア、ボストン・テリア、ブルドッグ、および、ジャーマン・シェパード。

年齢別に犬を調査研究した結果、避妊手術をした雌犬は、してない雌犬に比べて、脾臓の血管肉腫になるリスクが2,2倍も高いことが判明した。
年齢別調査研究結果、避妊手術をした犬は、してない雌犬に比べて心臓の血管肉腫になるファクターが5倍以上も高い。
また、去勢手術をした犬は、してない雄犬に比べて、1,6倍高い
その調査研究をした人たちは、性ホルモンは、血管肉腫の発生を防止する効果があると論じている。特に、雌犬の場合はその効果が顕著である。

 血管肉腫が主な死因である犬種の場合、犬の不妊手術をするかどうか決める時に、犬は避妊・去勢手術で血管肉腫になるリスクが大きくなることを考慮すべきである。

 甲状腺機能低下症

犬は、避妊・去勢手術をすると、してない犬に比較して、甲状腺機能低下症になるリスクが3倍に増加することが明らかになった。
研究者たちは、避妊・去勢手術と甲状腺機能低下症との間には因果関係があると論じている。避妊・去勢手術が、免疫系の性ホルモンに影響を与えている ということは重要なことである。
マウスの場合、去勢手術をすると、自己免疫性甲状腺炎の症状が著しく悪化する。このことは、犬の場合にも、避妊・去勢手術と甲状腺機能低下症との間に関連性があるとことを示している。
犬は、甲状腺機能低下症によって、肥満、嗜眠、脱毛、および、生殖異常が起きる。
(犬のてんかんも甲状腺機能低下症が原因であることが明らかになっている。つまり、犬にてんかんが多いのは、避妊・去勢手術が原因だ。翻訳者注釈 )

 肥満

避妊・去勢手術をすると新陳代謝が変化するので、避妊・去勢手術をした犬は、してない犬に比較して、体重が増えすぎたり、肥満になる傾向がある。
研究結果の一つによると、避妊手術をした雌犬は肥満のリスクが2倍に増加する。
他の研究結果によると肥満になるリスクが、雌犬は1,6倍に、雄犬は3,0倍になる。体重が増えすぎるリスクは、雌犬が1,2倍、雄犬が1,5倍である。

英国での調査研究結果によると、21%の犬が肥満である。
肥満や体重が増えすぎることは、犬の健康問題と密接に関連している。

体重が増えすぎた犬は、副腎皮質機能亢進症、破裂十字靭帯、甲状腺機能低下症、尿路疾患、および、口腔疾患にかかりやすい。
肥満の犬は、甲状腺機能低下症、真性糖尿病、膵臓炎、破裂十字靭帯と異常増殖(腫瘍)にかかりやすい。

 
 ワクチンの拒絶反応(副作用)

ワクチンの拒絶反応に関して一群の犬の集団について時代を溯って調査研究した結果、ワクチンの拒絶反応で、犬はアレルギー性反応、蕁麻疹(じんましん)、アナフィラキシー、心停止、心血管ショックを起こしたり、突然死ぬことがあることがわかった。
その拒絶反応は、避妊手術をした犬は、してない犬に比較して、30%以上増加し、去勢手術をした犬は、してない犬に比較して27%以上増加していた。

 研究者たちはこの発見に基づいて、避妊・去勢手術とワクチンの拒絶反応との間には因果関係があると論じている。有害なワクチンが体内に侵入した場合に、性ホルモンの体内における能力として免疫系に働いて、ワクチンの弊害を防ぐ役割についても論じている。

トイ(愛玩)犬種や小型犬種では、ワクチンの拒絶反応のリスクが上昇する。
雑種犬は、ワクチンの拒絶反応のリスクが低いことがわかった。研究者たちは、それは,
突然変異によって出来上がった体質が遺伝的に受け継がれている(雑種強勢)のではないかと考えている。

( 翻訳者 : ブログ「愛犬問題」管理人 Paroowner )




 翻訳者の注釈

 アナフィラキシーとは注射薬剤やスズメバチの毒などによるアレルギー反応の悪の親玉みたいな反応。ショック死することが多い。

 狂犬病ワクチンと混合ワクチンの副作用には上記翻訳文のアレルギー反応、蕁麻疹、アナフィラキシー、心拍停止、心臓ショック、および急死以外に、次のような副作用がある。

てんかん、発作、線維肉腫、皮膚病、嘔吐、顔面膨張、注射部位の腫れ、こぶ、昏睡、血液循環系のショック、射部位の痛み、掻痒(かゆみ)、注射部位の脱毛、抜け毛、意識喪失、下痢、熱病、筋肉弛緩、運動失調症、歩行不能、痛みに兆候、落ち着きのない過剰な動き、注射部位のかさぶた、筋肉の振るえ、心悸亢進、血栓症、無気力、自己免疫疾患、慢性消化不良、 異常行動(攻撃行動、破壊行動、分離不安症、奇妙な行動)

 詳細な記述は狂犬病ワクチン注射には怖い副作用がある! ショック死、てんかん、癌、皮膚病など多数にある。

 日本の犬は狂犬病ワクチンの副作用で毎年約3,000匹が、また、混合ワクチンでは毎年1,500匹が、獣医の注射で殺されている。健康で何の罪もない愛犬たちだ。日本の獣医界は犬の最大の天敵集団だ。所有権侵害の憲法違反の犯罪集団だ。
 詳細は次の随想にある。
1 狂犬病ワクチン副作用被害:日本は5万匹! 内3,000匹毎年死亡!

2 混合ワクチンで健康な犬毎年1500匹死亡 狂犬病注射で三千匹!悪魔の獣医の所業だ!

 日本の獣医界は、上記の事実のすべてを隠したり、歪曲したりして国民をだましている。獣医大学も含め、巨大な詐欺集団だ。愛犬たちちとっては振り込め詐欺集団よりもタチが悪い。愛犬たちの命までも奪っているし、警察は取り締まりの対象にしてないからだ。

 愛犬家はご自分の愛犬を悪魔の詐欺商法から守るには、知識武装しかその方法はない。ブログ「愛犬問題」はそのお手伝いを無料でしているだけだ。

 この「つづき」は睾丸切除は百害あって一利なし! 卵巣切除も有害!医学上不可欠な時のみ! 米国獣医大学の研究報告を翻訳紹介 その4(完)にある。



     関連随想集

 混合ワクチン有害無用論の随想集

 狂犬病注射有害無用論の随想集


        狂犬病予防注射の問題点については通常のHPにも詳述。

 狂犬病予防ワクチン注射は怖いぞ!死の危険も 狂犬病予防法は御用済みの悪法だ 

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Last updated  2016.01.22 10:21:29
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