人や犬の
咳の原因は大別して10種類ほどある。具体例を挙げてある。
開業獣医が来院したそれぞれの犬の咳の原因を正しく診断できるかどうか疑問だ。
咳の原因に無知蒙昧か、あるいは、故意に誤診をして有害な薬剤を売りつけている悪徳獣医が多い。
今回の随想では
ケンネルコフの咳について取り上げて詳述する。
獣医にだまされて、その咳が治るという混合ワクチンを接種するのは愚の骨頂だ。
🐕 人や犬の咳の主な原因は鼻、喉、気管、肺にある。
つまり、
咽頭炎、気管虚脱、肺炎、肺腫瘍だ。
心臓病(僧帽弁機能不全症)、
胸水(肺の胸膜に水が溜まる病気)が原因の時もある。
感染症が原因なることもある。
ケンネルコフと
フィラリア症だ。
誤嚥(ごえん)が原因の咳もある。
食べ物は食道を通って胃に入るが、誤って気道に入ることがある。反射的に気道の筋肉が収縮して食べ物を押し戻す。その時に咳が出る。幼犬や老犬の多くみられる。
食べ物が肺に入り込むと肺炎になる。
誤嚥性肺炎という。
🐶 ケンネルコフ用混合ワクチンでは犬の咳は治せない。
そのワクチンで
予防できる咳は、たった3種類のウイルス性感染症の咳だけだ。氷山の一角に過ぎない。
上記のように咳の原因はわんさとある。
混合ワクチン関係の3種のウイルスとは全く関係のない咳のほうが圧倒的に多い。
なのに、獣医は咳をする犬の飼い主に混合ワクチンを売りつけている。
悪質な詐欺商売だ。
🦮 ケンネルコフはブリ-ダ-のように多くの犬を飼育している
犬舎(ケンネル)で発生する伝染性の咳き(コフ)だ。
飛沫感染なので、一匹が発病すると、たちまち、多くの犬が感染する。
感染している子犬を買わされて困惑する愛犬家が多い。
ブログ【愛犬問題】にもその相談の投稿がいくつかある。
ケンネルコフの
原因はいろんな種類の細菌、ウイルス、マイコプラズマなどだ。
それらの単独感染もあれば、複合感染のこともある。
ケンネルコフの原因菌などは沢山ありすぎて、そのすべては解明されてない。
言い換えると、
ケンネルコフは原因不明の咳(コフ)なのだ。
原因が不明なので、
治療法も治療薬もないのが実情だ。
🐕🦺
混合ワクチンではケンネルコフは治療できない
ワクチンは生き物の体内に
免疫システムを新たに作って罹病を防ぐ
予防薬だ。
一方、
治療薬は罹病してしまった生き物の病気を治す薬だ。
感染病の場合は、
殺菌剤や
抗生物質などが必要だ。
つまり、
予防薬と治療薬では、その作用機序は全く異なる。
予防薬のワクチンで治療ができるわけがないのだ。
その
医療の基本原理さえ理解してない獣医が多すぎる。愚劣だ。
理解はしているが、儲けるためにワクチンを売りつけているなら詐欺根性の塊みたいな悪辣な輩だ。儲けるためには恥も外聞もかなぐり捨てている無法者だ。卑劣だ。
愛犬家にとっては「
君子危うきに近寄らず」だ。
🥰
結論
愛犬の咳が軽症の場合は、動物病院には行かずに自然治癒を待つほうがいい。2~3日、長くても一、二週間ぐらいで回復する。
愛犬が病気で体力が弱っているときに、副作用のある混合ワクチンを注射されると、かえって、病状を悪化させたり、長引かせる。
混合ワクチンで咳をこじらせては元も子もない。
白衣の詐欺師の口車に乗らないことが肝要だ。
🎯【
「愛犬問題」 犬の身になって考えてみよう🐶】