カテゴリ:上司と部下の関係
![]() ^-^◆部下に対する 上司の様々な形[その7] 先輩 「……ところで今城君、 君なんか……何かこう 正々堂々としているから、 下の人に対しても、 いつでも何処からでも ドンと来いっていう感じで、 デーンと構えているんだろうな……?」 今城 「先輩、冗談じゃないですよ。私のモットウは、率先垂範 ですから……。誰かの言葉じゃありませんが……、 『して見せて、言って聞かせて、させてみて、 怒鳴らなければ、人は育たじ』……ですよ」 先輩 「おーー、山本五十六元帥の言葉だな……」 峰葉 「それを言うなら、 『………誉めてやらねば、人は育たじ』……だぜ」 ![]() 今城 「いい、いい……。細かい事は良いんだ。……うん。 細かい事はなっ……。……ということで、 激務のイマさんと異名をとるくらいに、バタバタと 立ち働いていますよ……必死に……」 先輩 「……そうかねそんな事か……?意外だな……。 しかしお前、課長なんだから、そんなにいつもいつも 忙しいわけじゃなかろう?」 今城 「はははっ……です。……ですね。まっ、そんな時も、 部下の前では、セカセカとして見せて、課長は大変 なんだーと思わせるようにしています。まっ、背中で 教育している訳ですよ」 峰葉 「それで、お前の所の部下は『課長は大変だ、課長は 大変だ……』って、いつも言ってるのか……」 今城 「そうよ、その通りよ……。そうするとなっ、自分達も 見習って頑張らなくっちゃーって気になるだろう? ……なっ。これが、率先垂範指導ってもんよ……」 ![]() 先輩 「うーん……、峰葉君は……どうだ」 峰葉 「うちの部下達が言ってる事聞かれた事ありませんか?」 今城 「知ってる知ってる……聞いてるぞー 『うちの課長は余裕があるから、いつでも相談できる』 とか何とか言ってるよ……。軟弱な上司にして、 軟弱な部下あり…………だな」 先輩 「……ほう、そうなのか……?峰葉君は、現場管理の かたわら、部長から中期計画立案の方も特命を 貰ってるから、けっこう忙しいはずだが……」 峰葉 「ええ………どちらかといえば、忙しい方ですね。 でも……、下の人達の前では余裕があるように 振舞っています。育てる意味もあって、少し際どい ところまで権限委譲していますから、 ここぞと思う時には、即、相談に来て貰わなければ なりません。 こちらがバタバタしてたら向こうが遠慮したり、 億劫になったりしがちですからね……」 今城 「先輩、こいつ現場ほったらかして机上の空論ゲームを やっているんですよ。 好きだから……そういうのが……」 ![]() 先輩 「いつも余裕があるように見せておかないといかんかね。 ……やっぱり……」 峰葉 「ええ…………、私だって、上の方に相談に行くのって、 ちょっと躊躇しますもんね。開口一番、忙しいから 後にしてくれって言われそうだし……。 聞いて頂いたとしても、こんなつまらんことで、 いちいち相談に来るなって言われそうだし…………。 ですから、できるだけ気楽に話しかけられるような 環境作りをしてます……」 今城 「……そんなに苦労はないよな……。ホントは、 そんなに、忙しくないんだからな……ははははっ……」 先輩 「暇でも忙しく見せる今城と、忙しくても余裕を見せる 峰葉か…………。何か……お前達、 面白いなぁ…………」 <続> ![]() =========================================================================== ◆◆ホームページランキング(暮らし・生活--ライフスタイル)に参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 一票お願いします。ランキング表を見に来て下さ~い ◆◆クリックして~~ ( ^-^) ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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