いつもこころにメロディーを♪～タワシの音楽日記

前回の日記でちょっとだけ触れたが・・・
昨日から、大バッハの末の息子、ヨハン・クリスティアン・バッハの「ソナタ・ニ長調作品５の２」を練習中。

バッハ一族が多くの優秀な音楽家を輩出した、音楽史に残る家系だったことくらいは知っていたが、これまで私の興味はもっぱらロマン派に集中していたから、詳しい知識は皆無。
でも最近、バロックや古典派の曲にもチャレンジするようになって、ネットや図書館でもあれこれ調べるようになっていたとき、図書館でこの楽譜に出会った。
ヨハン・クリスティアン（1735～82）は大バッハと後妻の間に生まれた末っ子（六男）である。
１５歳で父を亡くした後、ドイツ→イタリア→イギリス（ロンドン）と移り住み、モーツァルトとも親交があり彼に影響を与えた人物であるそうだ。

で、昨日、はじめて弾いてみた彼のクラヴィーア・ソナタだが、楽譜とあわせてしっかりＣＤのほうも図書館で借りてきたため、初見で意外とすんなり弾けた。（弾けるとはいっても技術的な問題はもちろんおいておいての話！）
昨日は第１楽章のみ弾いた。
時代的に下っているせいもあり、大バッハよりははるかにモーツァルトに近い印象、特に第一主題とがらりと趣をかえた第二主題の入りの部分などは、＜え？これってモーツァルト？＞と錯覚しそうになるほどだ。
また、ソナチネアルバムに載っていても不思議でない小規模な作品だが、「ソナタ形式」が明確に確立されているのが、一目でわかる。
モーツァルト好きな方には、ぜひ一度弾いてみていただきたい。

↓彼の代表作のひとつ「６つのシンフォニア」私は未聴のＣＤだが、作曲者の画像代わりに張り付けておこう。　

J.C.バッハ:6つのシンフォニア/ミュンヒンガー(カール)［CD］


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