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カテゴリ:健康管理
冬場のたい肥の大量使用には気をつけよう!N
9月03日分は、ソルガムなどの平均気温が15度以上が必要な秋の牧草の 硝酸態チッソの蓄積に関するはなしでしたが、今回はイタリアンなどの冬場 に栽培する牧草の話になります。 こちらも気をつけねばならないのは、収穫時に硝酸塩が多量に蓄積した飼料 作物が少なからず確認されることです。原因は 家畜フンが原料の未熟なたい肥の過剰な施用 だと考えられますので ● 適正な散布量を守る ● 散布前の たい肥の成分検査 ● 散布を予定している圃場の〔塩素やナトリウムを含む〕土壌検査 などの対策を事前におこなうことで、牛の硝酸塩中毒を防ぎましょう。 また施用量を制限していたとしても、曇天が続いたあと〔光合成が制限され るため〕などには、どうしても蓄積しやすいのが硝酸態チッソの特徴です。 毎年そのような傾向があらわれる圃場やミネラル分の少ない圃場では、元肥 施用時に ● マグネシウムやカルシウムなどのミネラル分を施す ● ケイサン分や鉄分などのミネラル分を施す ことも、良い牧草の収穫につながりますよ。ちなみに当地では元肥や給餌前 の刈り取り時に、それようの資材として マグホスの施用をすすめています。 毎年、良い牧草が育たない圃場では、少ない面積からでも試されみてくださ い〔なにより牛の喰い付きがよくなりますし〕。 なんといっても 牛の健全な成育にはバランスのとれた牧草が いちばん。 まあしかし、牛はまだいい。硝酸過剰な場合を注意してもら えるわけですから。しかしその点、ヒトの場合は問題あり。 たい肥の施用基準がないわけですから。 ということでプランター栽培や家庭菜園などの、とくにせまい 面積であればあるほど冬場の大量使用には気をつけましょう。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 20, 2013 12:43:28 AM
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