雨の多かった本年のハウストマト作でも。
雨の多かった本年のハウストマト作でも。4.18K2014年分ですが、参考編としてよろしかったら。 ↓例年に比較して雨が多かったということで、本年の1・2月は、日照不足気味の気候となりました。しかし、そんな日照不足下のハウストマト栽培においても、ツルの誘因や摘葉などといった適正な茎葉管理がきちんきちんとおこわれていたハウスでは カビ病などの病害も少なく・果実の着色もよいという、良い成績をあげられていました。 の またこの写真を撮影したハウスでは、 ● 夜間のハウス内の温度を一定にする ● 高温になりがちな昼間の午後のハウス内の通気をよくするために、連棟ハウスの各棟ごとに循環扇を設置されているのですが、この循環扇の効果は大きいなと実感いたしました。 入口から奥に向かって撮影 → ちなみにこの設置方法ですが、棟の手前のトマトの植わっている部分にひとつ。そしてこの列の先に一つ[円系に拡大しています]を設置したとしたら、次の棟では 逆方向に向けて 手前にひとつ、その先にひとつという具合に設置されています。 奥から入口に向かって撮影 → こういった設置方法をとった場合の風の動きですが・・・ 最初の棟で ハウスの奥の部分に向かって風を送る ↓ 次の棟では 奥から入口に向かって風を送る ↓ その次の棟では[最初の棟と同じ向きで] 奥に向かって風を送る ↓ その次の次の棟では、 再び入口に向かって風を送るというふうに風が動きますので、結果として 風がハウス内の全体をめぐる というわけです。雰囲気が悪いこと を 空気が悪い と表現しますが、この循環の設置方法なら、植えられているトマトも[循環する空気のなかで]気持ちいいのではないか と思った次第です。ということで 今回は ハウスのなかにおいても 空気を読む/笑 ことは、収益増につながるというおはなしでした。 品不足や 品質が悪くなりがちな天候不良時でも、栽培にひと工夫 をすれば、良い品を同時にたくさん取ることも可能になるという おはなしでもありますね。 ちなみに 写真の撮影日は03月6日・品種はソプラノの斜め誘引 の管理圃場 となります。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」