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練習を録音して、後でチェックすることの効能を前回で書きました。これについて、もう少し書きましょう。
打楽器(だけでもないとは思いますが、)の演奏で重要なポイントは、テンポ・キープ、タイミング・キープ(ボクがよく使う言葉なのですが、聞き慣れない言い回しだと思います。また、あらためて説明しましょう。)、フレーズ、そして音量といったものでしょう。これらが、アンサンブルの中で効果的に機能しているかが、その楽曲にふさわしい、適切なプレイが出来ているかどうかの評価、あるいはアレンジのアイディアのポイントになると思います。 以前に、音の小さいドラマーが多いという話をしました。それとも関連する部分があるのですが、どんなに良いフレーズをプレイしようが、どんなに考え抜いたかっこいいオカズをやろうが、それが効果的に聴こえて来なければ、音楽の中での意味が無いことになってしまうでしょう。音楽において、聴こえないということは、存在していないのと同じことになってしまうと思っています。 自分の描いた形で聴いている人たちに聴こえているかどうかの確認をせずに、体を動かして演奏をする、その動作をしているという段階で満足してしまっている人が意外に多いように思います。 自分の演奏を録音して聴くことで、演奏の意識は相当、変わってくるはずです。これは、プロを目指している人ならば必ずやってもらいたいことです。 蛇足ですが、ボクの師匠、ポンタさん、青山純さん、ボクの見てきたトップ・ドラマーの方々でも、ライヴのリハーサルなど、必ず録音して持って帰っていかれます。そうして次のリハーサルまでに曲のアレンジや自分の演奏をチェックして来るのです。トップの方々でも、そうやって自分の反省を欠かさないのですから、若い人たちは必ずやってください。 それでバチが当たることは、絶対にありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年12月03日 19時50分50秒
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