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テーマ:ニュース(99396)
カテゴリ:事件・犯罪
厚労省の元次官夫婦が殺害されたニュースが連日大報道されている。
殺人を正当化などするつもりはもちろんないのだが、この事件の報道ぶり、そして警察の対応には違和感を感じてならない。 まずさかんに年金テロという言葉が使われているが、どうも事件そのものからは組織的犯罪、政治的犯罪という匂いはあまりしない。 複数の組織的犯行でもなさそうであるし、政治的犯罪につきものの犯行声明なるものがでる気配もない。 単なる印象であるが、アキバの通り魔や宅間の事件と同質の、社会に鬱屈した感情をいだいている人間が、嫉妬の対象である金持ちに刃をむけたということではないか。 厚労省の次官OBが連続して狙われたというのも、たまたま犯人が入手した名簿かなにかに自宅住所が載っていたというだけのことではないか。 被害者がたまたま厚労省の次官OBであったというだけで、格差社会、貧困量産社会が続けば、こんな犯罪はこれからも続くであろう。(なんでも格差社会にもっていくといわれそうだが。) だからこそ、貧富の差の厳しい国では、金持ちは私設のガードマンを雇うなどは常識である。 日本も徐々にそんな社会に近づいているということではないか。 ※ この事件について警察は特別の警戒態勢をとっているというが、これも異例であろう。 オウム事件以来と言うが、おそらくこの事件の犯人はオウムなどとは比較にならないくらい平凡でありふれた人間だろう。 再犯ということもなく、今頃は警察の影におびえながら、転々と暮らしているのではないか。 次官OBの一人ひとりに警護をつけているというが、これも警察の不作為としか思えないストーカー殺人などを思い出すと、極めて異例だ。 市民が切迫して警察にかけこんでも「事件になるまで警察は動かない」なんて言っているのに、この事件についての警察の手あつい対応はいったい何なのだろうか。 ※※ 不況の流れの中で非正規社員の解雇、採用縮小などが相次いでいるという。 個々の企業にとっては利益になりそうな行動でも、めぐりめぐって社会全体の不利益になる行動もある。 恒産なけれな恒心なし。 明日が見えなきゃ金も使えない。 雇用不安、給料減少の中でいったい誰が自動車や電気製品を買うのか。 定額なんたら金だって貯金かギャンブルに消えるのがせいぜいである。 不況対策にはまず雇用の安定こそが重要なはずなのに…こんなことでは景気回復など夢のまた夢だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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