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デフレというがデフレは何も自然現象ではない。
賃金低下、失業等による社会不安、消費の冷え込み、さらなる賃金低下や失業増…こんなデフレスパイラルがなぜ起こるかといえば理由は簡単なこと。 雇用法制を規制緩和し、労働者保護を有名無実化し、企業にとっての「搾取の自由」を認めているからではないか。 したがって個々の企業にとって他社との競争に勝つための最適な戦略は社会全体としてみればとんでもない不利益となり、やがては企業自身もよってたつところの社会そのものを崩壊させてしまう。 安売り競争やサービス競争に勝つためには人件費を最小限にしなければならない。 正社員は極力絞り込んで安く使え雇用も自由に伸縮できる非正規で置き換える。 サービス残業を増やして労働単価を下げる。 低賃金かつ過酷な労働で人が集まらなければ外国人を使う。 非正規雇用を活性化させるためには人材派遣業界には大いに活躍してもらう。 こんな財界の要望どおりの施策が行われてきた結果が格差であり貧困の拡大なのではないか。 このままでは前年以上の規模の派遣村ができる。 雇用不安はやがては社会不安になっていく。 ※ ところが今の民主党政権にこんな雇用法制の見直しを行おうとする気があるかといえばとてもそうはみえない。 雇用調整助成金は皆の税金で企業の正社員の地位にいる人を守ろうとするだけの施策であって雇用問題の抜本的解決にはなりえない。失業している人にとって、介護での雇用創出、NPOでの雇用創出といったって、とても有効な対策になるとも思えない。 自民党政権には失望したからといって民主党に投票した人は多いだろうが、そうした人々は民主党にもまた失望しつつあるのではないか。 ※ 来夏には参議院選挙がある。 そしていくら解散をさけたところで4年後には衆議院選挙も確実にやってくる。 格差や貧困の中で苦しむ人々。雇用不安の中で将来に希望のみえない人々。そしてその家族達。こうした巨大な「山」は、今度はどう動くのだろうか。 先の選挙では「何かが変るのでは…」という虚しい期待をいだいて民主に投票した人達。 そんな人々の票が相変わらず「真性保守」だの「日本があぶない」だのと言っている自民に戻るとも思えない…。 「山」を動かす政治勢力の出現はいったいいつになるのだろうか。 「山」を動かすには「山」の気持ちに寄り添えばよい。 上から目線でなく友人として接すればよい。 労働組合を作らないから「意識が遅れている」と切り捨てるのは間違っている。職場環境も昔と変り、労働組合だけで労働者の権利を守るのは時代遅れなのではないか。一ところの工場に多勢の労働者が恒常的に雇われているのではなく、特に非正規雇用者などは職場を転々とするより酷い状況に置かれているのが今日である。 「9条護持」、「非核」、「反戦平和」そんな理念をおろせとは言わないが、おそらく「25条の実現」、「サービス残業の撲滅」、「雇用の保障」といった目標の方がより切実だろう。 ※ そういえば昔「友よ」という名曲があった。 何かの集会があるたびに歌われており、当時はちょっと辟易としていたが、今思うとつくづくすばらしい歌だと思う。 まず何よりも「友よ」という呼びかけが素晴らしい。上から目線ではなく、しずかに連帯の手をさしだしているイメージ…。 夜明け前の闇は一番暗いというが、これからますますその闇は濃くなりそうだ。 でも、「夜明け」が来るという希望は決して失ってはならない。 厳寒の中で年末から年始にかけて派遣村がまたできることだろう。 そうでなくとも不安のうちに年を越さなければならない人もきっと多い。 そんな人々の中から、あの名曲「友よ」の合唱が静かにわきおこる。 人々の連帯、そして希望が世の中を変えていく。 こんなことをつい想像してしまう。
たった2ヶ月で民主連立政権のダッジロールに失望”やっぱりダメか”
ただ、小泉/竹中から10年の罪多き負の遺産をそんな短期間で切り返せないのはわかるが この10年下降線の経済への無策は糾弾されなければならないし ただ自民政権の”絶望”より民主政権の”失望”の方がマシか?(2009年11月22日 10時14分43秒)
年収200万以下の非正規雇用者の大量発生は大きな社会問題です。正規と非正規の賃金格差・社会保険料格差をなくし、1時間労働しても社会保険料が支払われるようにして、さらに累進課税・相続税課税を徐々に昭和の水準に戻せば問題は解決するのですが、民主党が何をぐずぐずしているのかと思います。富裕層は多いのですから財源はあり、簡単な問題と考えています。(2009年11月22日 11時47分30秒)
比較政治学さん
自民か民主かという二者択一の思考から抜け出すべきでしょう。55年体制では、再分配や社会福祉に重点を置く社会党のような政党があって、その政策を自民党も随時とりこんでいました。今、必要なことはそうした再分配や社会福祉に重点を置く政党を伸ばすことではないのでしょうか。(2009年11月22日 13時41分53秒)
福禄太郎さん
本当にどうしてそういうことを議論しないのか不思議です。まるで消費税しか選択肢がないような議論ばかりで…。相続税については税制という形だけでなく、終身介護の施設に入る担保として資産を提供するという途があっても良い。高齢者は所得がない代わりに資産を潤沢にもっている人が多い。そうした資産を介護費用にあてるよいうのも一方法ではないのでしょうか。ただいくら介護に金をかけてもあの折口氏のような人の金満生活に消えるのでは何にもならない。介護は基本的に民間事業者ではなく、公的部門で行うべきだと思います。(2009年11月22日 13時52分48秒)
>こんなデフレスパイラルがなぜ起こるかといえば理由は簡単なこと。雇用法制を規制緩和し、労働者保護を有名無実化し、企業にとっての「搾取の自由」を認めているからではないか。
冗談じゃないです。デフレスパイラルなんて現象は、バブル以降日本がずっと苦しんできた現象であり、雇用の規制緩和が進んだのは、せいぜいここ10年の話。金融不安が日本を襲ったのはたった十数年前の話ですよ。あれから小泉竹中チームが金融強化策を推進したからこそ、今、まだ何とかやってられる話です。 雇用は、企業業績に見合ったものでなければならないのは、当然の事ではありませんか。業績が悪いから人を減らすのであり、人を減らしたから業績が悪いのではありません。 >安売り競争やサービス競争に勝つためには人件費を最小限にしなければならない。 何度も言ってますけれど、安売り競争が通用する業界というのは、殆ど限定的です。製造原価の安い物でなければ、どうやったって「安く」などなり様がないのですから。人件費を減らすのは、会社の将来的な資産や経常の減を抑制し、株主に逃げられないようにする事が、一番の目的です。七誌さんもおっしゃる通り、政権交代からこっち、35兆円の金を投資家が引き揚げています。そんな物を、消費で賄えると考える方がどうかしています。むしろ、5年程前の事を思えば物価は上がっているのが分かります。 >本当にどうしてそういうことを議論しないのか不思議です。 何故なら、消費に大きな影響が出るからです。又、相続税に関しては、法人税や所得税・消費税等の財源規模から見れば、ハナクソみたいな物であり、殆ど財政効果はなく、資産家に対するルサンチマン以外の何物でもありません。今でも国先的に見て極めて高い水準なのですから。(2009年11月22日 16時41分02秒)
そもそも雇用を守る為の助成金だが実際はと言うと、
悪徳企業と社労士が甘い汁を吸う為に用意されている。 役所は大した審査もせず血税をザルに流し込む。 実際、私の勤める会社も不正に助成金・教育訓練給付金を受けている。 お抱えの社労士曰く「ハローワークの偉いさんには顔が利く何の心配もいらん!」。 社長も強気で請求できる限界の数字でいつも請求して役所から受け取っている。 まさに金の成る木である。 経営者は国から好きなだけお金を引っ張れるが、 労働者はすずめの涙の様な額面の失業給付金を一定期間しか貰えない。 あとは家族を道ずれにに路頭に迷うだけ。 ツベコベ言ってずに、 役人のリストラを徹底すべきである。 何をしていても生活が保障されているような連中に 雇用対策や景気対策なんぞ出来るはずが無い。(2009年11月22日 17時03分47秒)
鳩ポッポ9098さん
>冗談じゃないです。デフレスパイラルなんて現象は、バブル以降日本がずっと苦しんできた現象であり、雇用の規制緩和が進んだのは、せいぜいここ10年の話。 デフレスパイラルと賃金低下と雇用不安はセットのようにも思いますが。雇用を破壊したのは規制緩和ですが、それ以前からリストラとか就職難はありました。 >業績が悪いから人を減らすのであり、人を減らしたから業績が悪いのではありません。 個々の企業で見ればそうなのでしょうけど、雇用不安や賃金低下が社会全体としての需要低迷、企業の業績悪化に連関していくのがデフレスパイラルです。 >何度も言ってますけれど、安売り競争が通用する業界というのは、殆ど限定的です。 小売や外食がそうですね。 そして今日では少なくない人がそんな業界に勤めています。(2009年11月23日 06時21分46秒)
七人の侍さん
役人というか公務員の給料を下げれば民間も追随して下げるでしょう。公務員のリストラが普通になれば民間ではリストラのアラシが吹き荒れます。 昔は公務員天国なんていう言葉はなかった。そんな言葉がでたのは公務員がよくなったというより民間が悪くなったからでしょう。ならば悪くなった待遇をよくしていこうとするのが先決ではないでしょうか。 隣のロバの荷を重くし餌を減らしたところで、当のロバの荷が軽くわけでもない。それなのに隣のロバの荷が増えた、餌が減ったと喜ぶのは愚かな所業です。(2009年11月23日 06時24分57秒)
雇用を破壊したのは規制緩和ですが、それ以前からリストラとか就職難はありました。
ええ、つまり、規制緩和なんてなくったってそうしなければならないほど、各企業は追い込まれていたってことですよ。労働需要が低下しているのだから、規制緩和しなければ、採用しないだけの話です。 >個々の企業で見ればそうなのでしょうけど、 ですから、それを個々の企業の雇用体制の責任に原因を帰するのは間違っているでしょうと言っているのです。社会全体の陥っているスパイラルに個々の企業だけが努力する義務なんてあるわけがありませんし、例えそんなことをしたとしても、屁の突っ張り程の効果もありません。なぜなら、企業倒産や廃業がペースアップして、失業率がアップするだけだから。儲かりもしないのに、誰が商売続けたいと思います? 雇用の不安定性は、労働力需要の不安定性に原因があり、労働力需要の不安定性は財市場の不安定性に原因がある。そして、財市場の冷え込みは、成長というインフレ要因がなくなれば必然的に発生する。いわばこれは自然現象であり、トリックは極めて簡単。成長なき平和社会であれば、デフレは確実に起こる。 雇用を人為的に拡大したところで、人々に「不安」がない限り、お金は使われません。 >隣のロバの荷を重くし餌を減らしたところで、当のロバの荷が軽くわけでもない。 労働者の賃金水準という物は、「相場観」でしかありません。そこに不公平がある事こそ、モチベーションを下げる原因になる。隣のロバの荷を重くしたところで、自分のは軽くなるとは限らない。しかし、自分の荷が軽くなる可能性はあるし、何よりも彼の荷が重くなる事で、不公平感は随分と解消される。それが厭なら、自営でやるべきですが、自営業者こそそんな甘ったれた事を言っていたら、全部自分の身に跳ね返ってくるだけの事。(2009年11月23日 13時30分37秒)
鳩ポッポ9098さん
今年は去年以上の規模の派遣村の需要があるといいます。たとえ鳩ポッポさんの言うことが正しいとしてもそうした人々が皆、経済的苦しさも仕方のないことと納得して耐え忍んでいればよいのかもしれませんね。(2009年11月23日 23時43分20秒)
>そうした人々が皆、経済的苦しさも仕方のないことと納得して耐え忍んでいればよいのかもしれませんね。
そういう人が一定数発生するのはしょうがないです。別に日本特有の問題でもありませんし、現代特有の問題でもありませんので。経済構造全体の病気を特定の者達の間の調整で解決しようというのが、そもそもの間違いです。 効果的な一手があるとすれば、それは一時期言われたインフレターゲット政策です。成功例もありますが、リスクもかなり大きい。民主党にそんな事をやる度胸はないと思いますけどね。何せこの時期にモラトリアム法案なんて基地外法案を通そうとするほどですので、よほどの経済音痴が揃っていると見える。 デフレという現象は資産家に有利に、給与所得者に不利に働くのは自明の事。ですが、苦境を仕方のない事だと納得できるかどうかは、周りの水準との比較でしかありません。周りの大多数の人間がクリスマスだ忘年会だ、新年の準備だと浮かれていなければ、彼らにとっても、かわりばえのしない日常にすぎない。 ボクは、豊さの中の(相対的)貧困というのは問題だと思います。しかし、それは政府がどうこうする問題でも、出来る問題でもない。国民や企業の意識がもっと成果主義・能力主義を認める方向に動かない限り、努力しても報われない人々、機会に恵まれない人々が不満を抱くのは当然の事です。世間的に見れば、たとえ貧困層ではなくても。(2009年11月24日 13時48分25秒)
鳩ポッポ9098さん
人生観とか文化とかそうした問題でしょうか。 もしかしたら宗教(これも文化の一つ?)なんかにもそうした役割があるのかもしれません。 (2009年11月25日 06時08分57秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |