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4月から中学校で武道とダンスが必修化されるという。 腕力の強弱を競う武道と身体の美しさを表現するダンス…なぜこんな劣等感に結びつきやすいものを多感な中学生の時期に強制されなければならないのか理解に苦しむ。 こうしたものはやりたい人だけがやればよく、必修の場では体を動かす楽しさや基礎的な体力つくりに役立つものをやれば十分ではないか。 それに武道にはもう一つ懸念がある。武道には柔道、剣道、相撲があるというが、剣道は防具を必要な数だけそろえる負担が半端ではなく、相撲は不人気であることを考えると、おそらく多くの学校は柔道を選択する。ところが、この柔道というのは非常に事故が多い。 これを十分な指導者がいるとも思えない中学体育の場でやれば全国あちこちで事故が頻発するのではないか。死亡事故や後遺症の残る事故は起きてしまってからでは遅い。 武道必修というのは政治家の思いつきが発端だったと思うが、実際に事故の悲劇が起きた時にこうした政治家も、そしてその意をていして動いた役人も決して責任をとることはない。 * 福島第1原発の2号機圧力容器底部の温度が70度前後に上昇しているという。 そうなるとこの間総理がわざわざ記者会見までしての「事故終息宣言」というのは何だったのだろう。一国の総理がでてきての虚偽の発表は国家の信用にもかかわる失態だと思うのだが、マスコミは決してこうしたことはいわない。自民党総理のときには、マスコミは「サメの脳みそ」だの「漫画脳」だのと一国の総理をさんざんに揶揄した。ところがなぜかマスコミは民主党政権にはやさしく総理に対してももちあげることはあっても批判や揶揄はあまり行わない。 日本の貿易収支は赤字となったというが、これも原発事故との関係が大きいだろう。放射性物質による汚染の懸念から日本の農産物は売れないというが、加工食品や化粧品、工業製品にも同様の傾向があるのではないか。総理の嘘会見はこうした日本製品に対する不信を増幅させただけである。 まさに最悪の事故の時に最悪の政権としかいいようがない。
青春小説の代表のような本である。 いくつかの高校では長距離を歩く行事があり、こうした行事を舞台にした物語である。 この小説の高校のように修学旅行がなく、その代わりというところもあるのだろう。 修学旅行の思い出と言うと夜が一番印象深いという人は多い。 初めて友人たちと一つの部屋に泊まり、そこではお定まりの会話がかわされる。 「本当は好きな子は誰なの。」とか「誰がよいと思うの。」とかいったものである。 これがエスカレートすると、人気投票とかになる。 こんなほんわかした修学旅行の夜に比べると、長距離歩行では状況はずっと過酷だし、会話の中身も濃くなる。 この本での主人公もそんな「告白」を考えているが、その相手が好意をもっている子というよりも、お互いに避けてきた異母兄弟というのが核心である。 主人公はいわゆる未婚の母の子ではあるが、特に経済的苦労もなく、一時代前の小説にあるような暗さはない。むしろよき友人に恵まれ、異性にも人気があり、進学校で楽しい高校生活を謳歌している。 異母兄弟の方も成績優秀な秀才タイプで、葛藤云々もそれほど深刻なものでもない。 * この小説の眼目はそうしたことよりも、「ただ夜歩くだけなのにそれがなんでこんなに特別なのだろう」という一言につきる。 読み終えた後にたぶん多くの人がこう思うのではないか。 なんで母校にはこうした行事がなかったのだろうか。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |