banajiの出産体験記(2)
つづきです。産後、子宮の弛緩性出血による出血多量のため、救急車で大学病院に運ばれました。以下はそのときのお話でございますm(_ _)m 微弱陣痛が長いこと続きましたが、出産自体は安産だったと思います。ベテランの先生が上手に会陰を切って(4センチほど切ったようです(TДT|||)くれたおかげかもしれないですが、裂けることなく赤ちゃんもスムーズに産まれて、胎盤もすぐ排出でき、会陰の縫合も麻酔をしてもらい少ない痛みで終わりました。 会陰の縫合中に、赤ちゃんが看護師さんに抱っこされて私の横にやってきました!キレイに洗われて産着を着せてもらった産まれ立ての我が子は、フヤケて湿っぽかったけど、もう立派な1人の人間ってかんじでした。「ヨチヨチいい子でちゅね~」なんて言葉は通用しない雰囲気の子だなぁという印象…。「まかせといて!」と言っているように感じ、頼もしく思えました(´w`*) 産後、会陰の縫合などの時間も入れて分娩台の上に居たのは1時間くらい。ストレッチャーで個室のベッドに移動して、ゆっくり休んでました。お昼ご飯が運ばれてきたので、食べようかなぁ・・・と思ったけどどうもダメ。しばらくして看護師さんが体を起こしてくれて、「少し食べれば食べられるようになるから食べてみて!」と私の体を起こしてくれたのだけど、どうにもこうにも食べられない。ベッドの上に座っていると耳鳴りがし始めました。先生が私の状態を診察に来て、お腹を押して子宮の収縮具合を伺ってました。収縮がうまく出来ていないと診断した先生が、それまでとは違う感じでグイッとお腹を押した途端、子宮内に溜まってた大量の血液が一気に噴出!もうお昼ご飯どころではなくなってしまい、子宮がちゃんと収縮するようにお腹の上から子宮マッサージ開始。 このマッサージがも~泣きそうな痛さ(TДT|||)ぐえ~この頃ダンナ君が来ました。 赤ちゃんの写真を撮ってきてもらって、少し話をした後、着替えなど必要なものを持ってきてもらうため帰宅しました。あとで聞いた話によると、このとき横から見た私のお尻の下半分と、顔の上半分が真っ青だったらしいです。とても痛いマッサージも空しく、出血は止まりません…。なんとなく呼吸が苦しいかんじがしたので看護師さんに言うと、酸素吸入器が部屋に運ばれて来て、ひどくゴム臭い吸入口から、ス~ハ~ス~ハ~呼吸をしなくてはいけないはめになりました。止血のため、先生が私の膣内に脱脂綿を何枚も入れ始めました。 これがすごく痛い…。この脱脂綿が吸った出血量を量ってるみたいで、何度も脱脂綿の出し入れをしました。かなり出血してるんだな…と少し心細くなってきました。母子手帳の記録によると、この時点で出血700ml( ̄ロ ̄lll)血圧が低くなってきているようで、看護師さんが何度も血圧を測定して確認してる。酸素吸入器がやたらゴム臭いし、気づいたら点滴が3本刺さってるし、ダンナ君の携帯は毎度のことながら繋がらないみたいだし、心細くて「ひぃ~~ん」って声出して泣きました。まもなく、大学病院に転送されることになり救急車が来ました。梅雨入りしたのに、救急車に乗り込むときにストレッチャーから見た空は青くて眩しかった。救急隊の人が私に向かって必死に「しっかりして下さい!」と声掛けてくるけど、私自身はしっかりしているつもりなので、なんでこの人こんなに必死なんだろう?と思ってしまいましたが、途中で聞いた言葉に耳を疑いました!「血圧、上47下30」とか言ってる…。 あ、私ヤバイんだ…とこのとき思いました。大学病院に到着して、あちこち移動する間ずっと天井を見てました。私が運ばれた部屋(後にLDRと判明…)にはすごい人数の看護師さんと数人の男性の先生がいました。 まな板の上の鯉とはこのことだなぁ・・なんて思いながら、されるがままの私。足の甲から手の甲から股関節の辺りから、チクチクと注射針を刺す痛みが…。ゴム臭くない酸素吸入器は良かったけど、腕は点滴だらけ。 人生初の導尿( ̄▼ ̄|||) ダンナ君が大学病院に来たのはだいぶ後のことで、どうやらヤツはのん気に昼寝をしていたらしく、産院に着替えを届けに行ったら私が転院していて慌ててこちらへ来たとのこと…。 ダンナ君が来た頃に輸血が始まったのだけど、輸血には家族の同意書が必要なのだそうです。「HIV感染や肝炎感染しても病院は責任負えませんよ~」ってなことが書かれた紙に同意しなくちゃ輸血は受けられないらしいです。ひと通りの処置をしていただき、私の回復力が素晴らしく良かったみたいで、男の先生が「女性は強いな~」としきりに言っていたのが印象的でした。弛緩性出血が止まらなかった場合、出血を止めるためには子宮を全摘出することになると聞きました。 産院の先生の早い判断と、大学病院の先生の適切な処置で、第2子を出産する希望持ち続けることができました。本当に感謝感謝です(人´∀`).☆.。.:*この日の夜はいろいろなことがあったせいか、興奮してなかなか眠れなくて、夜中に何度もデジカメに保存されてる我が子の画像を見ながらニマニマ♪本当に私が産んだのだろうか?と思ってしまうくらい、陣痛の痛みは遠い記憶になってました。逆に、赤ちゃんが救急車で運ばれるような事態になってしまってたら、たまらなかっただろうなぁ。私でよかったな。 赤ちゃんも第一印象から頼もしい存在だったし、元気でいてくれることが入院中の私の頑張れる素になってました。 以上、banajiの出産体験記でした。