3月14日の公判。
詐欺や不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕された被告人B。
彼の言い分は、
「Aさんの方が取り分が多かった」
「Aさんは私の知らないところでいろいろやってた」
「共犯のCという男は私は知らない、彼の方がひどいことしてた」
「私は今思えば利用されていた」
「AやCよりも刑を軽くして欲しい」
「取調べの刑事に私の刑は軽くなると言われたから、
私はいろんなこと正直に話したのに。
その刑事に証言してもらいたい」
etc
子供の頃いたな、こんな人。
「あいつの方が悪い」とか「あいつのせいだ」とか・・・。
大人の社会でもいるよな、やっぱこういう人。普通に。
同じレベルなのに、人と比べて、自分を正当化しようとする人。
他人に責任を転嫁して、自分を正当化しようとする人。
裁判官「この犯罪行為の中心になっていたのは誰ですか?」
被告人「Aさんと・・・私です・・・、」
裁判官「この行為は悪いことだとは思いませんでしたか?」
被告人「もちろん、悪いことをしているという実感はありました」
裁判官「じゃあ何で犯罪を辞めなかったんですか?
罪悪感を感じていたのなら、Aさんにも辞めようって
言うべきだったんじゃないんですか?」
被告人「・・・・・・・・・・・。」
結論と教訓
結局、人はいつも人と比べたがる生き物なんですね。
小学校の頃、国語の授業で習った言葉を思い出しました。
『五十歩、百歩』って言葉を。