カテゴリ:闘病記録
土曜日に入院して、月曜日に筋生検を行った。何処で行うのかと思えば、自分のなわばりであるベッドの上だった。主治医ともう1人同じ神経内科の医師、看護士1名の3人で行われた。
ベッドのシーツの上にさらに防水加工がほどこされたブルーのシーツで覆い、そこに横たわる。 はじめに緊張をほぐす作用のある筋肉注射を肩接種。痛さについては覚えていない。それほど、事態に緊張していたのだろう。それから、切除する筋のあたりに、局部麻酔をして、皮膚から筋肉までをわずかに切開し、目的の部位から筋組織を取り出した。患部をピンセットでつついているような感覚だった。切除はすぐに終わり、縫合。縫合は、もう1人の医師が行った。 結果は、入院の10日目に判明した。 病名「結節性動脈周囲炎 (結節性多発動脈炎)」特定疾患のひとつである。実際にこの名前を聞いたとき正直言ってピンとこなかったが、主治医が「特定疾患の手続きを至急とりましょう」と申請書を手渡された。私は、さっそく主人にその旨を電話で話すと、翌日には主人が会社を休んで市の健康福祉センターに申請の手続きを行ってくれた。 結節性動脈周囲炎 (結節性多発動脈炎)とは、 中等度の太さ(中型)の動脈と細い太さ(小型)の動脈に炎症が生じる疾患で、全身の諸臓器に分布する血管に動脈炎を生じることから、多彩な症状を呈する疾患である。中型の動脈炎を生じる疾患を古典的多発動脈炎と言い、小型の動脈炎を生じる疾患を顕微鏡的多発血管炎をいう。私の場合は、後者の顕微鏡的多発血管炎らしい。http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/025.htm 参照 まだ原因不明の難病といわれるものの1つであった。この日から、私の涙腺は壊れてしまった。 大好きで良く聴いていた、夏川りみさんの「涙そうそう」を病室でも聴こうと思って持参していたのだが、その歌詞の意味するものが心底心に共鳴してしまい、しばらくは封印された。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月17日 09時41分46秒
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