古書ぐりぜら店主*akane*の毎日

ヘヤマニキュアをしようと思いたち、どこか適当なとこがないかなあと自転車に乗ってうろうろ。最初の美容院はいっぱいで断られ、駅裏（元々は駅表だったけど今や寂れた商店街...）の美容院へ。

私くらいの年頃の女性美容師さんが、常連さんらしきおばあちゃんと世間話をしている、典型的な（？）おばちゃん御用達の美容院。途中からお姉さんらしい美容師さんも帰ってきて、あまり待たずにしてもらえました。子供のことなど話していると、隣のおばあちゃんも話に入ってきて、（ああ、なんか自分、ここの空気になじんでるわ）と思う私。「どうぞ」とコーヒーをすすめられたので飲もうと思ったら、クリームパンが一つころんと添えてありました。（おいしくいただきました）

パーマをかけ終わったおばあちゃんは、そのまま美容師さんとほか弁で昼食。そのあとは、代金を払う払わないで押し問答があり、「そんじゃ、今日はおごってもらうわ」とおばあちゃん。私に向かって「あなた髪が多くていいわねえ」「え？　そうですか。これ嫌なんですよ～」「あたしもね、若い時はそうだったのよ。でも年ととると多い方がね、いいもんよ」...そんなもんなの？　三人に「きれいになったわ」「あなた若く見えるわね。あたし独身かと思いましたよ」「すっきりしましたでしょう」とほめちぎられ、あいまいに笑いながら店を出ました。

ほのぼのした時間が過ごせたのはよかったけど...。毛先をそろえるくらいにしてください、と頼んだのに、がしがし切られ、すっかりおばさんっぽい髪型になってしまいました（涙）。ま、充分おばさんなんだし、いっか。

【今日の一冊】
『チャックより愛をこめて（黒柳徹子著 和田誠装丁/文春文庫）』＊古本ぐりぜらにて販売中＊1970年代ニューヨーク滞在記。黒柳徹子さんは、この頃からあの髪型です。

＊おまけ＊
「【究極のクリームパン】自家製カスタードクリームを使った当店1番人気のクリームパン！」です。「無添加工房グッデンマーマ」というお店の品。