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おだやかにゆるやかに

おだやかにゆるやかに

14. 身土不二でキレイに

身近に収穫された作物を食べて肌をキレイに
  皮膚は排泄器官 食養指導士笛木紀子(引用)

・肌がどうしたらキレイになるのか
皮膚が排泄器官だということを知ってください。
皮膚科学の本にも書かれている働きです。
アトピーは、自然の論理から言えば皮膚からの排泄の一種です。
通常、人の排泄というのはうんち、おしっこ、生理(男性はひげ)が主になります。
皮膚からは汗、ニキビ、ふけ、皮脂などが排泄します。
代謝が落ちて、人の排泄は上手くいかなくなります。
添加物山盛りの食品やストレスなどで身体のバランスが崩れ、
身体が冷え切ってしまうから身体の中に老廃物や水分が溜まって便秘になります。
それがもっと悪化して体内で固まると思わぬ病気になります。

・ニキビ、吹き出物、フケ等
うんちやおしっこになって出ない分、なんとか毛穴や皮膚から出そうとする状態。
これらは身体を守るために、(仕方なく最終手段として)皮膚から出ています。
それが悪化するとアトピー等、病的なものになってきます。

・皮膚をキレイにしたい
正常な排泄(うんち、おしっこ、生理、汗等)が行われるようにしたら良い。
身体に良いものをバランス良く少量いただき、よく噛んで食べること、身体を温めること。
丈夫な骨や内臓をつくり、キレイな血液がスムーズに循環していれば、勝手に肌がキレイになり
若返ります。健康的な美肌を作るのに必要なのは、たったこれだけのシンプルな原理です。

現代では「私たちの身体に合った、正しい食事が本当は何なのか」が教えられていない。
間違った食生活が進み、それに伴い生活習慣病が増加する一方なのです。
正しい食事の知識を知ることは、美容整形に優る効果を生みます。
ぜひ自分の細胞に合った、日本式の正しい食事の知識を知ってください。

・身土不二の論理
日本人の身体に合った食べ物の細かいルールはたくさんあります。
身土不二と食べ物の陰陽の大枠を知りましょう。
身土不二とは人間の身体と大地は一緒だよ、繋がっているよ、ということです。
自分の身近で収穫されている作物を食べましょう。
住んでいる土地に近いところで取れた食べ物をいただくことは、
長い歴史の中できちんとその食べ物を分解できる菌をお腹が持っているということです。
食べた物が分解できれば、皮膚から余分な排泄物は出ません。

寒い冬の日本にいながら、南の国の果物(パイナップル、キウイ、
バナナ等)をいただくのは、ますます身体を冷やすことになります。

・自律神経が乱れる
身体が感じている外気の温度が冬なのに、南国の食べ物を食べると
身体が「え?今は冬なんじゃないの?夏なの?」と混乱。
物流が良くなったために好きな時に各国の食べ物を自由に食べられる現代人のお腹は、
日々世界旅行をしているようなものです。
たまに楽しむなら良いですが、毎日それでは身体は当然疲れて、狂ってきます。

「ヨーロッパのどこそこの食べ物」がその国に住む人を長寿に導いていても、
日本人の健康の役にはたたないのです。
間違った健康法の積み重ねが神経を狂わせ、身体や心の不調を生む一因になっています。

・陰陽の論理
食べ物には陰(冷える)と陽(温める)の性質のものがあり、
陽のものを食べると、陰のものが食べたくなります。
焼き肉(陽性)とサワー(陰性)が合うのはこの理由で、
身体はいつでも自然とバランスを取ろうとしているのです。
その振れ幅が大きいと、バランスが崩れて病気をします。

元々、バランスが取れている食べ物のことを中庸の食品と言います。
ちなみに玄米は、中庸の食べ物で、ここが美肌作りの基本になります。
その他に雑穀・たまねぎ・かぼちゃ・れんこんなども中庸です。
食事はこれらを基本として、いただきます。

・身体を冷やす陰の食べ物の特徴
「春~夏に収穫する」「大きい」「葉にギザギザがない」「背が高い」「地上でまっすぐに伸びる」
「土の上になる」「色が薄い」「水分が多い」「早く育つ」「柔らかい」「地下で横にはう」等。
陰の食べ物は、「身体が冷える」「緩める」「ゆったりした性格」になる傾向があります。

・陽の食べ物の特徴
「秋~晩秋に収穫する」「小さい」「葉にギザギザがある」「背が低い」「地上で横にはう」
「土の中になる」「色が濃い」「水分が少ない」「ゆっくり育つ」「硬い」「地下でまっすぐに伸びる」等。
陽の食べ物は、「身体が温まる」「締まる」「気が短く」なる傾向があります。
冷え性の人は、まず陽の食べ物を意識して食べると良いのですが、
最終的に目指すところはベストバランスの中庸なので、そこを勘違いしないでくださいね。
「身体を温める陽の食べ物がいい」と覚えてしまうと肉や塩は極陽ですから、
味の濃いステーキをバンバン食べていいことになってしまいます。

「夏の野菜・地上になるものは冷える」「冬の野菜・土の中になるものは温まる」
という、この理論だけでも覚えておいてください。
自然は実に上手くできていて、暑い夏には身体の余分な熱を取ってくれる野菜
(トマト、キュウリ、ナス等)を実らせてくれます。
寒い冬に入る時は身体を温めてくれる野菜(ニンジン、ゴボウ等)を実らせてくれます。
季節に合った食べ物を食べれば、身体のバランスも良くなるのです。

・砂糖は、残念ながら極陰です。
美肌を目指す人は、砂糖は控えめな生活を送ってください。
どうしても甘味が欲しい場合は、玄米甘酒やメープルシロップ等の多糖類をオススメします。

砂糖をやめるだけで、目の下のたるみが減ります。
そばかすがある人は、騙されたと思って1年砂糖を止めてください。
そばかすが薄くなりますから嬉しい限りです。
また過食をやめるだけでも、お肌の調子がずいぶんと変わります。
実は食べ方もとても大事なこと。


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