カテゴリ:歴史の話題、ミステリー
この時期はやはり「赤穂浪士討ち入り」の話題です。
地元赤穂はもとより、京都の大石神社近辺でも「義士祭」が行われます。 ただ、「仇討ち」というのは正確でない。そもそも、大石の主君・浅野を殺したのは吉良ではなく、徳川幕府。吉良のオヤジに田舎者扱いされてプッツンした浅野が吉良に斬りかかり、「殿中抜刀」という、江戸城の最高タブーを破ったために切腹の沙汰をうけただけ。 大石も、短気なボスのせいで家老の座を失った被害者であり、恨むなら浅野のほう。本当は討ち入りなどせず、「お取りつぶし」を回避して新しい主君の下で家老を続けたかった。(浅野の個人的なプッツンはしかたないが、跡継ぎをたてて浅野家の存続を最後まで訴えている) それを許さず、「討ち入り」させられた(幕府の手先になってそそのかしたやつもいたんだろう)大石も気の毒ではあるが、浅野も吉良もつぶして得をしたのは徳川幕府。 戦前に「●●しないやつは非国民」といわれて「国民総動員」に続いたのと、基本的には変わらない。 客観的に見れば、義士もテロリストなんだが…。これをもちあげる風潮は何とかならんものか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月14日 10時38分51秒
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