カテゴリ:「ニセ科学」迷信
納豆ダイエットは、「検証データ」を自ら捏造したことで、非難をあびて番組が打ち切られることになりました。
しかし、「検証しない」ものなら「ただの説」として放送するのは勝手。(らしい。本当はオカルトなど自主規制のはずだが) H木K子の「地獄に落ちるわよ!」は検証しようがない。(「郵政民営化でハッピー」は検証するんだろうか?) かつて放送され、学校教材にもなったという「水からの伝言」。教材の中身が「理科」でなく「道徳」というのが、理系人間に相手にされない「検証以前のばかばかしい説」だから。 偶然、実際の放送を見たことがありますが たとえば、 最初に、東京の水道の水と、北海道の湧き水の氷の結晶を比較して、東京の水は汚い、という印象を与えておいたうえで。 1.試験管の水に「ありがとう」と書いた紙を貼ったあと凍らせると「きれいな結晶」ができるが、「ばかやろう」と書いた紙だと「くずれた結晶」になる。 2.同じく「マザー・テレサ」と書いた紙だと「きれいな結晶」だが、「ヒットラー」だと「くずれた結晶」になる。(どっちもカタカナで) という具合。 個々の問題については、田崎先生の解説 をご参照。 そんな細かな突っ込みをしなくても、素朴な疑問で、 本当に「水に字を見せてきれいになる」んなら、琵琶湖の水を浄化するためにみんなで「ありがとう」と人文字を描いて見せるか…? 世界中の「マザー・テレサ」さんはすべて善人で、世界中の「ヒットラー」さんはすべて悪人なのか…? (田崎先生の受け売りですが) 本当に「ありがとう」が美しくて「ばかやろう」は汚いのか? 泥棒をした友人に金をもらって「ありがとう」と喜ぶのと、「ばかやろう!」と叱るのと、どっちが美しい友情だ? 表面的な単語で、美しいか否かを判断することの愚かさ→危険さ を考えなくては。 と、逆に教えてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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