カテゴリ:科学は科学的に・・・
最近のニュースで、「タミフル」を飲んだ子どもが「異常行動」で転落した、というのがあった。
じつは、私も、タミフルが登場した年の年末にお世話になって、一発で熱が引いた経験がある。あのときは助かった。(年末に熱をだして帰省は大変) こういう話があると、すぐ「タミフルの危険性」が話題になる。 医学についてはシロウトだから、細かい副作用については判らないが、 これも例の「納豆ダイエット」と同じで、「検証」が必要になる。 まったくの予想だが、 タミフルでウィルスの拡散は阻止しても、ウィルスによってダメージを受けた細胞までは修復できない。 今まで、「自らの治癒力」で直していたときには、ダメージの回復と並行して下がった熱が、一発で下がるもんだから、体が治ってないのに「元気になって」転落するような場所にでかける。原因は、タミフルよりも「インフルエンザそのもの」では? だいたい、インフルエンザにかかって、3日4日やそこら(タミフルはそのくらいの処方)で外に出かけるなんて、かつては考えられなかった。(しんどい時には無理をしない) 比較データを取るならば、他の条件を「同じ」にして、対照グループを取り、 「タミフルを飲んだグループ」と「飲まないグループ」の差をみなければならない。 書くのは簡単だけれど、実際は…。 同じようなインフルエンザにかかった人で、 タミフルを飲まずにいる人が出歩ける時間まで、タミフルを飲んだ人がおとなしく布団で寝てれば比較になるが、さてどうだろう。 (逆に、タミフルを飲んだ人が「異常行動」を起こすような時間までに、タミフルを飲まない人が出歩けるか?) まあ、誰かが検証しようとしてるはずだから、結果は待つとして、 「とりあえず、タミフルを飲んで熱が下がっても、しばらく家でおとなしくしてなさい」 というところでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[科学は科学的に・・・] カテゴリの最新記事
|
|