カテゴリ:迷信のこと
元・日本共産党議長の宮本顕治氏が亡くなった。
つつしんでお悔やみ申し上げます。 私の世代だと、「治安維持法」違反で警察に引っ張られて弾圧の中でも信念を貫き通した不屈の人だ、という話を、「春日違憲質問」の頃さんざん聞いたものです。 …というのは別にして、 また「いつもの話題」で。 「そういう宮顕さん」のことだから、当然、科学的社会主義世界観に基づいて、「友引の葬式は止めとこう」なんていう迷信を気にするはずがない。 かつて、「ソ連東欧で行われてるのは社会主義でない」とか、「中国共産党は共産党の名に値しない」とか、「米ソ対立だけを冷戦と呼ぶのは間違いだ」とか、 世間で語られる「用語」について、スジ論で批判した「赤旗」新聞の理屈からいえば、 宮顕さんの「ご冥福をお祈りします」というのは、間違い。 亡くなった宮顕さんの霊が「冥界(暗黒の世界)でさまよってる」から無事を祈る、なんていうあほな事を言ったら失礼だ。 駄目ですよ。「世間で言われてるから」といって、言葉の意味も考えずに「ご冥福」を祈っちゃ。 …って、案外、「赤旗」新聞を読んでない共産党員が多かったりする。 (とくに選挙のないときの)「赤旗」って、一部100円では申し訳ないほどの面白い内容があるんですがねー。もったいない。 おまけ。 キリスト教の弔辞で「安らかにお眠り下さい」といいますが、宗旨としては「復活する」が前提なので、「永眠してください」というのは失礼に当たるそうです。 弔辞の機会の多い皆さん方には、ご注意下さい。 ポールモーリアの「オリーブの首飾り」や、ZARDの「負けないで」などが、いつまでも人々の耳に残るように、 宮顕さんの不屈の精神。「治安維持法みたいな思想言論弾圧を許さないぞ」、という意志を若者さん達にも伝え残していかなきゃならないのが、今の時代です。 そういう意味で、「千の風になって」(訳:新井満)の「眠ってなんかいません」は正しい。 ★「復活」といっても、エジプトのミイラみたいに肉体を保存して、生き返るのを待つわけではない。しかし、迷信深い人達は、土葬した柩に、生き返る時用の携帯電話を入れるそうな…。(昔は呼び鈴や伝声管だったのが「近代的」になったらしい。~未確認情報なので、嘘だったらごめんなさい。なお、「呼び鈴」については、アメリカの販売カタログがありましたから、実在します) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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