カテゴリ:科学は科学的に・・・
冷凍餃子の「農薬混入」事件の続き。
日本でも「森永ヒ素ミルク」事件、「カネミPCBライスオイル」事件など、毒物混入事件は経験がある。 当時の日本も、いまの中国のように、国際的に「安物」製品の輸出国として台頭していった時期。 その中で、利益優先、安全軽視の思想が出てくるものだろうと想像はつく。 ただし、「先進国」である日本のほうが、「安物」輸出国の製品をチェックできないのではお粗末。 学校給食につかう餃子が「調べたら福岡産だった」では情けない。 (だいたい、小学校の給食で冷凍モンに頼るなよ…。) (JTから購入して「コープ商品」にするなら、独自に検査ぐらいするやろ、コープフーズも) 【 長崎市教委によると、同市の学校給食では今回の問題で自主回収となった商品は使用していなかったが、31日には17小中学校で輸入元のジェイティフーズの冷凍ギョーザを使用する予定だった。調査の結果、福岡県産と分かったが「保護者や児童・生徒たちに不安を与える」(市教委)と判断、急きょ使用をとりやめた。】(毎日新聞) なお、最初の報道で「食中毒」とあったらしいが、 「食中毒」というのは、食物自体に毒はないが、微生物などの働きによってつくられた毒素が起こすもの。 (天然物質であっても、フグやキノコにあたるのは「食中毒」でなく「中毒」) そこんとこは区別してほしい。 ※ちなみに、食中毒の研究は、農学部がメインです。(魚のビブリオとか、鶏のサルモネラとか、原因側から研究するのは農学部。発病したら医学部…?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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