カテゴリ:行政、どうやねん
石原東京都知事が肝いりで発足させた「新銀行東京」
都が「1000億円の出資」で始めて、「赤字が1000億」。 出資金がまるまる消えてしまった、という。で、400億追加出資してくれ、って…。 東京都の、中小企業むけ融資の案内を見たけれど、 どこにも「新銀行東京」の文字は見えない。 だいたい、中小業者は、信用金庫や信用組合を頼るもんだ…。 (京都は「信金王国」といわれる。中央市場関係者による「京都中央信金」、いまは中信に吸収されているが、酒造関係の「伏見信金」、織物関係の「西陣信金」、あるいは同じく「京都信金」に吸収されているが、お寺関係の「社寺信組」など、業界ごとに信金の繋がりが強い) 全国の信金のトップ10に中信、京信ともに入っており、中信は堂々のNo.1 行政で融資制度を作ったら、地元の信金やら地銀を窓口に地元企業支援するのが、フツウの自治体。京都で蜷川知事の時代に「無担保無保証人融資制度」が作られて、オイルショックの危機を乗り切った中小企業も多い。 もちろん、融資しても、危機を乗り切れずに潰れて「不良債権化」することもあるが、 立ち直った企業が地元を活性化してくれたら、トータルで意義はある。 「民でできるものは民で」といって、公立の保育園や学校給食などを「民営化」していく中で、 「官」が「民」の銀行業務に手を出しても「殿様商売」でうまく行くはずがない。 信金自体、「バブル後」の危機で経営破綻したところもある。しかし、超低金利時代に出てきて商売を始めて、1000億の出資金をいきなり食いつぶす、なんてあきれるばかり。 (だいたいが、保育園や学校給食は「商売」ではない。) 都民の税金などに頼らず、「スポンサー企業、投資家」に「儲け話」として持ちかけられんのか? (ついでに、「第二名神の株」も引き受けていただいて、道路特定財源に頼らずに「投資」してもらえば。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月25日 20時19分16秒
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