民主党なみの得票減(-20%)を喫した共産党の声明で。
・・党綱領と大会決定にたちかえり、今回の選挙戦について、政治論戦、組織活動などあらゆる面で、どこにただすべき問題点があるか、前進のために何が必要かについて、党内外の方々のご意見・ご批判に真摯(しんし)に耳を傾け、掘り下げた自己検討をおこなう決意です。
・・
ということだから、一つ。
根本的に、共産党の「戦術」のまちがいは、
「訴えたことを有権者がちゃんと聞いて判断してくれる」という前提に立っていること。
70年代はそれでもよかったが、「マークシート」世代は、そんなに深く考えていない。
(考えてたら、「唖然だ」の党に大量得票がいくはずがない)
中曾根臨教審以後の「非合理的教育」が実をむすんで、文章を読めない、読んでも理解できない、有権者・労働者が増えている。
自分が「有権者」(憲法で保障された参政権の行使の場、との立場)であると自覚もしてない。
「配ったビラは読んでない」「街頭演説は聞いてない」を前提に作戦を練らなければ、
「最後までの奮闘」でも票は増えない。
ポスターも、「分かってる人には分かる」だけのもんで、比例候補者を増やして証紙枚数を増やしても意味がない。
(例えば、「知らん人」が、↓このポスターだけ見たら「共産党は大企業減税を掲げてるのか・・」になる)
目減りの少なかった公明党は、
「理屈はガタガタ」でも、非合理主義者の底辺に支えられている。
残念ながら、日本人の非合理主義者は減りそうにない。
(目先の選挙には間に合わないでも、)合理的思考力をつけること、
を進めなくちゃあ。
共産党議員や、候補者や、議員秘書が、「理屈じゃないんだよ」といって、「友引迷信」やら「血液型迷信」に加わってたらダメ。
候補者プロフィールに『血液型』『星座』なんて、何を考えてるんだろう。
(私の周囲で、「喪中はがき」に異を唱えてるのは、門徒さんか金光さん、クリスチャンぐらいしか見ない、
~勿論、思想信条は自由だが、そんな人が本当に「服喪」してるのを見たことがない。「喪中」と言いながら、街頭宣伝は矛盾やろう)
卒業式の「君が代斉唱」に従わないのと、「服喪」に従わないのと、どっちが簡単なことなのか?
ぐらいのところから始めるべきだと思う。(「まわりのみんな」は同じ目で見ているはず)
戦う相手は、自民党でも民主党でもなく、「みんなが言うから教」
って、中央委員会に届くんだろうか?
(・・・昨年、「衆院・広島6区」の候補者については、「赤旗」でも中央委員会の論議でも話題にならなかったが、
「私の提案」を実行した結果、 「弱いなりに最高得票」した実績がある。)
(政策論はまた別に)