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夢子の夢

夢子の夢

夢子のスペイン・ポルトガルの旅2

5月25日(木)

リスボン観光~シントラ~ロカ岬~リスボン
本日もまたまた上天気~♪♪

リスボンは7つの丘の町で坂の町である。
町の中に今でも昔から使われているエレベーターがある。

・べレンの塔

1515年にマヌエル1世の命で建てられた、外国船の進入を見張るリスボンの西の砦。
テージョ川の貴婦人と呼ばれたそうだ。
1階が水牢で、牢獄として使われたそうだ。

リスボン:べレンの塔


・発見のモニュメント

テージョ川に突き出し今にも出航していきそうな帆船をモチーフにした52m
の白亜のモニュメント。
大航海時代の幕を開けたエンリケ航海王子の500回忌を記念して1960年に建てられたもの。
帆船の模型を手にしたエンリケ航海王子を先頭にザビエル、コロンブス、ヴァスコ・ダ・
ガマ、マゼランと偉人たちが続く。
17階建てのビルの高さがあるモニュメントは、ほんまに今にも出航していきそうな帆船のように見えた。


リスボン:発見のモニュメント



・ジェロニモス修道院(世界遺産)

ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路発見を記念して建てられたポルトガル大航海時代の繁栄の象徴。
エンリケ航海王子が船乗りたちのために立てた礼拝堂の跡に建てられた修道院。
大理石の柱や天井に鎖や縄の彫刻が施されたマヌエル様式の特徴がよく分かった。
鎖や縄は帆船のロープや鎖をあらわしており、新しいものや珍しい物好きなマヌエル1世
によって航海で手に入れた植民地の花や果物が装飾に使われていた。
このマヌエル様式の緻密な彫刻が施された2層の回廊が中庭を取り囲んでいる。
ところでこのジェロニモスとはヒエロニモスのことだとか。
ジェロニモス=ヒエロニモス
前から時々宗教画に出て来るのでどんな聖人なんだろうと思っていたのだがこんなところでやっと分かった。
ちょっとお勉強になったわ。^0^
ジェロニモス(ヒエロニモス)はヘブライ語・ギリシャ語の聖書をラテン語に翻訳した人で、とげが足に刺さって苦しがってるライオンの足のとげをとってやった赤いマントを着た聖人。
とげを取ってもらったライオンはジェロニモスを助けるお供としてついていたとか。
今度ヒエロニモスの絵に出合ったら、足元のライオン、赤いマント、書き物をしている姿など確認してみることにしよっと。
リスボン:ジェロニモス修道院


この後、バイシャ地区(バイシャとは低いと言う意味)をバスで通り、庶民の唄ファドの
発祥の地であるアルファマ(泉の湧くところの意味)地区をガイドさんが特別案内してくれることになった。
755年のリスボン大地震のときにも壊滅を免れた地区でまるで迷路のような路地で絶対地図など会っても役に立たないとか。^~^;
よく知ってる人に連れて行ってもらうしかわからないような人一人しか通れないような路地。
魚の腐ったような??港町独特の一種異様なにおいがする町。
こんな町のあるファドの店に、以前皇太子様がリスボンにお越しになった折に、リスボンのファドの本場にと案内された店があった。

アルファマのファドの店


皆いっせいに「まあよく、こんなところに案内されたものねエーー!!」
つれてきたリスボンのお役人もついていった皇太子様もなかなかやるじゃないの。
いい交流をされてるじゃないのと私はうれしくなった。^0^
ともかく皆とはぐれたらトレドの町以上にもう外に戻れずここに住み着くしかなさそうな町なので、写真もほどほどにしっかりついて歩く。
でも、ガイドさんが後で教えてくれた。
地形的に特徴のある町だからとにかくどこの坂でもいいから坂を下れば必ず、メインストリート(バスが通るような道)に出るらしい。
アルファマを歩いてると狭い路地のあちこちに赤、黄、緑などもモールが張り巡らされているし、店角に小さな花束を売っている。
s-アルファマ2.jpg

アルファマの八百屋

エスカルゴ(アルファマの店先)


丁度、今日5月25日は”聖母マリア昇天の日”で小さな花束を売ってるのだとか。
また赤や黄や緑のモールは6月13日のリスボンのお祭り聖アントニオの日のためらしい。
リスボンでは前日の12日の夜、いわしを焼いて食べる前夜祭に多くの人がこのアルファマの町に集まるのだそうだ。
その日のアルファマの町は、いわしを焼く煙と臭いでむせ返るくらいだそうだ。^~^;
このリスボンのガイドさんは河内(川内)さんと言ってとってもいいガイドさんで分かりやすくお話してくださった。

昼食はシーフードリゾット。^0^

シントラ(世界遺産)
夏の避暑地として王侯貴族に愛されたシントラ。
リスボンから西に約30km、シントラ山脈の山間の王宮や貴族の館が立ち並ぶ箱庭のよう美しく自然と調和のとれた町。
天正遣欧少年使節団も招かれたと言う避暑のための王宮シントラ王宮の見学。
シントラ王宮

さすがに各所のタイルがすごい!!
とうもろこしの絵のタイルはいかにも大航海時代16世紀に入ってアメリカ新大陸発見によってもたらされた珍しいとうもろこしを図案化したことがよく分かる。
青いタイルとカラフルなタイルがあるが、カラフルなタイルのほうが古い時代のものだそうだ。
へエーッツ!!

日本とポルトガルと言えば、フランシスコ・ザビエルのキリスト教伝来や種子島の火縄銃
と言うのが定番。
言葉もお互いにその影響をしている言葉がたくさんある。

ポルトガル語⇒日本語
 カルタ、ボタン、コップ、カステラ、コンペイトウ、など
反対に
日本語⇒ポルトガル語
 ビョンボ(屏風)、カタナ(山刀)、ピリピリ(唐辛子)
ピリピリなんていうのが世界中どの国でも同じこと考えたり思ったりするんやなアーと感心してしまった。
以上おばさんのポルトガル語講座でした。オブリガート!!^0^

この川内さんと言うブラジルで生まれて日本国籍でポルトガル在住のガイドさんが王宮を案内してくれた時に、15,16世紀にお風呂や便所があると言う日本は高い文化水準にいたことをもっと知り、誇りに思うことも海外の文化ばっかりに感心するばかりでなく大切な機会が海外旅行ではないでしょうかといわれたのが印象的でした。

ケイジャーダ(??)というチーズ味の焼き菓子が名物で美味しいとガイドさんに聞いて、一目散にお菓子屋さんに飛び込んだ。
だが、びっくりするくらい待ってる人の列に諦めて、少ない自由時間みやげ物のお店屋さんをのぞく。
またまた重いのに帆船の絵のタイルを買ってしまった。ーー;
図録やタイルなど重いものばっかり買って。
また空港で20キロをオーバーで引っかかるかも><

バスはさらに西へ。

ロカ岬
ユーラシア大陸の西の果てロカ岬
西緯9度30分、北緯38度47分の地点がユーラシア大陸の最西端の地、ロカ岬。
140mの切り立った断崖の上に十字架の塔が立っていた。
この塔には、詩人カモンイスが「ウズ・ルジアダス」で詠んだ「ここに地果て、海始まる」の一説が刻まれている。
この塔の前で強風にあおられて友達と記念写真をパチリ。
いくら抑えていても強風で飛ばされそうな帽子は皆脱いで手荷物かバッグに入れている。
自殺の名所でもあるらしいがあまりたいした柵もなく中には柵の向こうに立ってる人もいた!!
風で飛ばされたら、飛び込むつもりじゃなくても落ちちゃうんじゃないの??
吹き付ける強風にここが地の果てアルジェリア♪なんてフレーズを口ずさんでしまった。
強風の吹きつけるユーラシア大陸の西の果ての地にも黄色やピンクの松葉菊や可愛い背丈の低い草花が力強く咲いていて、生命力と言うか生きる力のようなものを感じてしまった。
大西洋に日の沈む夕方が美しく、地の果てを実感できるとか。
ロカ岬の草花



花文字で夢子のフルネームが書かれていて今日の日付入りのシントラ役場発行のユーラシア大陸最西端到達証明書を旅の記念にもらってきた。
5年間は私の名前がちゃんと保存されるんだとか。

バスでリスボン市内に戻る。

ホテルから歩いて4,5分のところに闘牛場の地下に最近オープンしたばかりのショッピングモールのようなものがあると分かり、またまたお元気印のおばさんおじさんたちは、
ホテルのチェックインをしてトランクを部屋に入れるや、一斉に元気よくショッピンセンターへ。
バスの中からは街路樹のジャカランダの紫の花がなかなかきれいに撮れなかったが、途中公園にキレイにジャカランダの花が咲いていたのでパチリ!!

ホテルに帰って、ああでもないこうでもないとトランクのお土産を出したり入れたり。
友達が、またやと言う顔でさっさと荷作りを終わってる。
別にあんたのトランクに入れてくれとはいわへんけど、少しぐらい入れたげよかと言ったらいいのに!!!^~^;
結局、割れやすい陶器やタイル類を手荷物にしてお帰りの荷作り完了。

友達はもう風呂に入りベッドに入り寝てる。
だって、明日の朝の飛行機リスボン空港をAM.7:00にTAKE OFF。
と言うことはスーツケースを持ってバスにはAM.4:45集合。
よって起床時間AM.3:30!!!
ワアー殺人的な時間!!!
朝起きると言うより真夜中まで起きている感じ。
朝弱い私は、本気でこのまま寝ないでおいたほうが楽かもしれないと思いつつベッドに横になる。

熟睡しないようにおやすみなさい。
起きられますように!!


SU--SU==ZZZZ---




5月26日(金)

リスボン~フランクフルト~日本

AM.3:30起床!!
何とか起きて取り合えず身づくろいしてロビーに下りる。
皆ほとんど集まっている。
39.2℃の高熱を出していたおばさんも昨日1日一人(可愛そうに!!)ホテルのベッドで寝ていて、ついにホテルのほうから医者を呼んでもらい、(これもガイドの川内さんが手配されたらしい)ベッドのパッドを取り替えてもらうほどの汗をかいて一応熱も下がったらしく集まっていらした。
よかったわ。^0^

定刻AM7:00
ルフトハンザ航空LH4537はドイツのフランクフルトに向けて
TAKE OFF!
フランクフルトで3時間近いトランジット。
13:45ルフトハンザ航空LH740はお疲れさんのおじさんおばさんを乗せて日本を目指して飛び立つ。
これからがまたつらい!!
疲れて眠いのにうとうとしてはまた目が覚める。
トイレに行ってはまたうとうと。

映画も2本ほど見たような見なかったような、、、、

翌日(5月27日(土))AM8:00
お疲れさんの乗客を乗せたルフトハンザ航空LH740は定刻関空着。

ただいまーーーーーーーーー!!


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