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ついに出来ました! ネフ社の廃盤パズル、Dodeka ドデカ です。 菱形十二面体という立体を分割してあるパズルです。 直方体などを平行な平面で分割してあるパズルは何種類か(ジェミニなど)存在していたようなんですが、このドデカは複雑なかたちを更に複雑な面で分割していて、どんな構成なのかとても興味がありました。 パズルなんで11個のパーツの形はすべて異なっていて、カタログの写真からだけではとても全てを知ることは困難だったのですが、「ちょいとパズルでも」というパズル系のページに、各パーツの形状が記してあったので、それを元に作ってみることにしました。 材料は最近お気に入りで使っているケント紙。 今までは強度を重視して、ボール紙(厚紙)を使ってましたが、これだと厚みがありすぎて、折ったり、つないだりした時に厚みが大きな誤差になってしまっていたんです。 その点ケント紙は、薄いわりになかなかコシが強くて、工作後の強度が充分高いです。 図面を引いてカッターで切り取った後、張り合わせはセロテープで、すべてパーツの内側に貼り付けるようにして組み立てました。この裏側から貼る、という作業が結構大変で、コツが必要なんです。途中まではなんとかピンセットなどを駆使して貼っても、最後の一箇所を閉じたとき、すでに内側には手が届きません。さて、どのようにしてテープを貼るのでしょう? 本物は勿論木製なので、色は木目の茶色なんですが、今回形を作るだけで精一杯だったので、色つけは無しにしました。パーツを乗せる土台だけは本物に合わせて黒い折り紙を貼ってあります。この土台がないと組んでいる途中で安定しないんですよね。 このドデカ、何度も言うようにパズルなんですが、最初なかなか難しくて完成しなかったので、積み木のように積んで遊んでみたら、バランスをとりながら積むと、最後の写真のように結構面白い形が出来るんですね。これは積み木としても充分いけるかなと思いました。 菱形十二面体という形自体がなかなか面白くて、(準)正多面体と違って、頂点に集まる面の数が一定ではないんですね。3面と4面のところがあって、そのせいか、どの面とどの面がうまく合うのか、探して嵌めていく作業がなかなか面白くて、パズルとして完成しなくても、組んでいるだけでも結構楽しいです。 近々、ネフ社からカンパニーレという古いパズルが復刻されて出るそうです。 パズルと積み木の違いは相沢康夫さん的に言うと、積み木とは沢山の答えを探して楽しむ遊びで、それに対してパズルは一つの答えに到る過程を楽しむ遊び、ということだそうです。なるほど~。 一時期積み木の面白さにはまって、パズルなんて積み木ほどの想像力を掻きたてることもないしねー、なんて軽視してたんですが、最近パズルもいいかなーと思ってます。ネフ社の木製パズルなら尚更ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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