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2011.02.21
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カテゴリ:TOEIC
昨年末のハワイ旅行(5年に1度の、我が家の大・大イベント)の思い出し日記。
今回は番外編。



ホノルルに到着した当日に乗ったシャトルバスの運転手さんが
現地の話を色々してくれていた。
「到着した当日、なるべく昼間に寝ないのが
時差ぼけにならないコツだから、寝ないように」と。



「この常夏の楽園のハワイにもホームレスはいるかって?
もちろんいるさ」



世界中から観光客が集まる、アラモアナショッピグセンターの向かい側、
アラモアナパークには、ホームレスの姿が多数見える。

15年前と5年前に行ったときは気づかなかったのだろうか。
15年前は学生だったし、5年前は3歳児と赤ちゃんを連れていて
外をゆっくり見る余裕もなかったからな。

しかし今回は、運転手さんに言われる前からホームレスの姿に気づいていた。



華やかなクリスマスの装飾に彩られ、
世界中の観光客が両手いっぱいの買い物をする
巨大ショッピングセンターの向かい側が
ホームレスの住む公園とは、何とも皮肉なものだ。



運転手さんが、こんな話をしてくれた。

「先日、公園で亡くなったホームレスの方の埋葬を
教会のボランティアの人がしようとしたら、
ショッピングカート(アメリカのホームレスがよくゴロゴロ押している)から
現金が数万ドル出てきたんだよ。
(正確な額を忘れてしまったけれど、日本円で数百万円)
でね、よくよく調べてみたら、そのホームレス、
退役軍人で、年金を月に4000ドルもらっていたらしい。
家族がアメリカ本土にいることもわかったのだけれど、
疎遠だったみたいなんだよね。
本人は、好きでホームレスをやってたんだろうね」

何だか寂しい話で、バスの中がしんみりとなる。




その2日後。
The Bus(市バス)に乗って
Children's Discovery Centerその1その2に行ったときのこと。


実はここ、「地球の歩き方」には
「倉庫街で人通りが少ないので、バス停を降りて歩くときは注意」と書いてあった。


アラモアナショッピングセンターからバス停ほんの3つ分ぐらいの
カカアコ・ウォーターフロントパーク。



「ここは本当に、あのアラモアナのすぐそばなの?」と言いたくなるくらい
観光客の姿はゼロ。
たまに「地元の人かな?それとも観光客?」と区別のつかない
アメリカ人が通る程度。



アメリカには「通り1つ隔てただけで治安の比較的良い地域と悪い地域に分かれる」
ということがよくある。


実際、シリコンバレーに住んでいたときは
近所のおばあちゃまが「もうここに何十年も住んでいるけれど、
この地域に警察が出て来ることはない」と言いきるくらい
治安の良いところに住んでいたのだが、
そこから車で数分行ったところに、明らかに雰囲気の違う地区があった。

通り1本隔てて、橋の向こう側は窓に鉄格子が嵌まった家ばかり。
窓枠の修理中ずっと窓を開けっ放しだった、我が家の近所とは別世界だった。
ピザのデリバリーも、その橋までしか配達してくれない。
つまり、配達のピザを食べたければ、
デリバリーのお兄ちゃんと、その橋で待ち合わせをする形になるのだ。

もちろん、怖くて私も外から眺めたことしかなかったけれど、
たった通りひとつだけで、こんなにあからさまに治安の良し悪しが変わるなんて
本当にびっくりした記憶がある。



なので、バス停たった数個分で
アラモアナとはがらっと雰囲気の違う地区に入ってしまったときに
何となく、アメリカならではの例のあれか、と思った。


しかし、その地域はいわゆる「治安の悪い地区」とはまた少し違ったのだ。



バス停を降りてから、カカアコ・ウォーターフロントパークや
ディスカバリーセンターに通じる道には
カラフルなテントが立ち並んでいた。

夏の気軽なキャンプで立てるような、
一人用の小さなテント。

その列は、ホームレスが住むテントの列だったのだ。


「倉庫街が立ち並びうんぬん」は、
この光景を遠回しに表現したものだったのかもしれない。


もちろん、危害を加えられたわけではないけれど
異様な雰囲気と独特の匂いを子ども達も察知し
足早に通り過ぎた。


帰国後、ホノルルのホームレスの姿は、
観光が主な収入源のこの地域の一種の社会問題になっていることを知る。


「華やかな観光地で常夏の島の楽園」の影の部分を
初めて意識した旅だった。


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Last updated  2011.02.21 22:35:54
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