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テーマ:科学の芽(102)
カテゴリ:徒然なるままに
アマガエル。
4月26日(水) 10匹に増えたアマガエル。 アマガエルの命について、友達と考えるように諭した次の日。 アマガエルを一体どうしたのか、 学校から帰った息子に聞いてみました。 母 「友達とアマガエルのこと、話し合った?」 息子 「うん」 母 「だったら、全部逃がしたのかな?」 息子 「ううん…。 6匹は逃がしたけれど、あとの4匹はまだいる」 ……。 微妙な逃がし方。 母 「何で、6匹逃がしたのに、4匹は残したの?」 息子 「みんなに相談したら、もう一度、きちんと飼い方を調べて、 本当にアマガエルが食べる餌をあげたり、 世話したりしようってなったの」 一応は相談したのね…。 母 「それで??」 息子 「アマガエルの飼い方が載っている本を調べたら、 アマガエルはハエやクモを食べるって書いてあったの。 それで、ハエを捕まえようと思ったんだけど、 生きたまま捕まえられなくて…。 でも、クモは捕まえられたから、 アマガエルにあげることができたよ」 確かにハエを生きたまま確保するのは無理でしょう。 クモも頑張ったほうかな? 母 「クモはたくさん捕れた?アマガエルは食べた?」 息子 「うん。 でもね、食べるアマガエルと 食べられないアマガエルがいたの」 母 「なぜ?」 息子 「ハエを入れたとたん、 10匹のなかでも大きなアマガエルは食べれるんだけど、 小さなアマガエルは大きいのに負けるの」 母 「それだったら、小さなアマガエルは餌が食べられないね」 息子 「うん。だから、小さなアマガエル6匹を逃がして、 餌を食べそうな大きなアマガエル4匹を飼うことにした」 6匹と4匹の運命の違いは体の大きさか…。 母 「アマガエルは美味しそうに食べた?」 息子 「うん!!! クモを入れたとたん、舌をペロッて出してパクッと一口で! あんな風に食べるって誰も知らなかったから、 みんなビックリしたよ!」 母 「そっか~。食べるとこもみたのね。どう思った?」 息子 「アマガエルが食べたことは嬉しかったけど、 クモも生きていたからちょっと…」 食物連鎖を目の当たりにして、ちょっとショックだったようです。 これも勉強、勉強…。 母 「生きているクモが餌ってことを知っていて アマガエルを飼うんだから、 毎日、アマガエル4匹が餌を食べられるように クモやハエを捕まえないとダメだよ。 それが無理ならすぐに逃がしなさい」 息子 「うん。わかっている。 友達ともちゃんと話し合って、そうすることに決めているから」 アマガエル10匹中、6匹は無事に元の池へ。 体が大きいからと水槽に残されてしまった4匹のアマガエル。 食物連鎖という現実を息子たちに教えてくれたアマガエル。 この4匹のアマガエルの運命はいかに…。 人気blogランキングの「自然科学」に登録中! 気になるランキングは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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