カテゴリ:最近読んだ本
新聞の書評でチェックしてリクエストしたら 結構図書館で買ってもらえる。 というわけで、読むことができた、『菊池修 写真集 MONSTER』(菊池修、リトルモア、 2008年12月)。 写真集を出すってのは、本当に大変なこと なんだろうなぁ……。 2001年に国際エイズプロジェクト「Positive Lives」(この名前、凄いですね!)に 参加して以来、日本国内外のHIV/エイズを 中心に撮影している、とのことですが、 重いテーマです。 「排斥されている」人たちと接して、写真家 自身がどう変わっていくのか。 エイズという語を、自閉症とか、障害とか いう言葉と置き換えてみると、なんかとっても 分かるような気もする。 最後のほうの写真の柔和な笑みがすてきです。 すんなり力の抜けた、そのまま自分の生を 生きているという感じで、とてもいい。 エイズにならなかったら、そんな生き方が できなかったのかもしれないね、と思わず 言いたくなってしまう。 それがもしかして、この写真集の伝えた かったこと、かも? なーんてふと思ったり。 写真だけでは読みとれない。ひとかたまりの 写真の後に挿入されている見開きの大きな 活字の文章を読んで、ああ、ああ、なるほど、 そーゆーことか、と納得してしまう。あーあ、 私って、やっぱりー、とか思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.12 15:47:11
コメント(0) | コメントを書く
[最近読んだ本] カテゴリの最新記事
|
|