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August 15, 2005
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カテゴリ:冒険少年の憂鬱
可愛い新人の看護婦さんの、たどたどしい剃毛作業のおかげて、大変はずかしい思いをしたことがウソのように思えるほど、鬼瓦婦長の顔が脳裏に焼き付いてしまったその数時間後、、、、。

もやもやしながら、トイレに行ったのです・・・
「なんじゃこれーーー!」
その時の、情けない光景、笑わないやつはきっといないでしょう。チンチンの周辺に、まるで映画の中に出てくる中国人風のひげのように残された毛、普通なら、誰にでも見られる箇所じゃないので、そんなに気にしなくても良いのかもしれません。

で、でも~~~。明日は検査なんだ~~~~!
また、違う可愛い看護婦さんに、こんな姿を見られると思うと・・。
気が付けば40分以上トイレの中で、呆然としていたようです。
「どうかしましたか?」と看護婦さんの呼ぶ声で、やっと我に返ることができた。

病室に戻っても考えることも出来ず、本を読んでも文字をなぞる事すら出来ないまま同じページを見つめていた。夜中までそんな状態がつづく、眠ることもできない。
「そうだ!、やっぱり、それしかない・・・」
病院なので、刃物類は、持ってないし、そのころはひげも濃くなかったので、ひげそりもない。そして、その結果、出てきた結論。

もう一度、剃ってもらおう!!
それしかない!

意を決して、真夜中のナースステーションへ向かった。
歩いても歩いても、たどり着けないほど、遠く感じた。

やっとたどり着いた。
「どうしたの?」と、夜勤の看護婦さん
一番喋りやすい看護婦さんで良かった~。
しかしその安堵感は、それ程長くは続かなかったのだ。

「あ・・の・・、、」ーーしばしの沈黙
「??」看護婦さん
「あの~、明日検査なんで、今日剃って貰ったんですけど・・・」
「そやね、明日検査やったね、しんどい検査やし、がんばってね!」
と、やさしい看護婦さん
「はぁ、・・・ありがとうございます」
「毎週毎週、検査ばかりで大変だね、でも、明日のが終わったら大きな検査はもうないみたいだし、がんばってね。」
と、もう一人の大人っぽい感じで茶髪の看護婦さん。
「それは、いいんですけど・・・」
「どうかしたん?」と茶髪の看護婦さん

「なんかヘンなんで、もう一度やり直して貰えませんか?」
やっと言えた!

「なにを?」 しばらく沈黙

その沈黙が、何かの起爆剤のような作用をしたのか、全てを理解した気さくで明るい看護婦さんは、彼女の明るさを200%発揮したかのように、

「が、はははははぁ~~~」と大笑いをした。
つられて、もう一人も。

とても困った顔をしていたボクに気づいて、また沈黙が戻った・・・。
そして彼女は持ち前の明るさで
「だいじょうぶ、だいじょうぶ!」

「はい、、、、、、」としか言えなかった。

何が大丈夫やねん、と心の中で叫びながら、病室へ。
今の出来事で、恥ずかしさが分散したのか、しばらくして眠ってしまった。数時間後にまたも、辱めを受けるとも知らずに。

ぐっすり寝たわりに、目覚めは悪く、何だかボーとしたまま用意をすませ、検査室(手術室)へ

扉を開けて、ほっとした。そこに居たのは、鬼瓦婦長だった。可愛い看護婦さんだと思いこんでいたので、なんだか笑えた。「この人だったら、ビジネスライクに淡々と事を進めてくれるだろうし、何より恥ずかしさを感じることが少ない」と心の中で呟いていたた。

が・・・

検査着をはだけた、ボクの股間をみた鬼瓦婦長は、昨夜の看護婦さんの10倍以上大きな、そしてあざけるような笑い声をあげ、「ははは、何これ、情けないわね!綺麗にしてあげるわ!!!」
と、言ったが速いか、ちぎれるかと思うほど、チンチンをおもいっきりつまみ上げカミソリで、ジョリ・ジョリ・ジョリ・・・

「だから~、やり直してくれっていったやん!!!!」
声にならないまま、麻酔にかけられ、意識だけがもうろうとしていった。

これで、全てが終わったと思った、そのはずだったんだ。
何もかも終わって欲しかった。
その3時間後何がボクを待ってるのか、知る由もなかった。

つづく・・・(^_^)

続きはこちら→ もう一つの人生ー始まり(3)





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Last updated  May 28, 2015 01:22:19 AM
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