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テーマ:心に響く音(35)
カテゴリ:TimeDomain
日本人が一番良く聞くスピーカの音は、何だろうと考えてみた。
それは、おそらくテレビに取り付けられたスピーカーだと思う。 特に今は生まれたときから、各家庭にはテレビがあって子供のお守りにテレビを見せている親が多い。 生まれる前から、テレビの音を聴き、生活の中でテレビの占める時間がどれほどあるかを考えると、その音の質を取りざたしないのはおかしい。 「テレビを見るときは、明るい部屋で、離れてみましょう」 と子供番組では必ずテロップが表示去るけれど、 「ちゃんとした音で聞きましょう」と表示されたのを見たことがない。 テレビが今ほど普及していなかった子どもの頃、ボクたちは今の子供たちより生の音に触れる時間が長かったと思う。 現在の技術の粋を使って作られた、最高のテレビでも、今のテレビの音は最悪だ。こんなテレビをずっと見ていたら、耳がおかしくなりそうな気がするぐらいだ。 しゃべる訓練をしたはずのアナウンサーの声が不鮮明に聞こえたり、セリフのバックに聞こえる自然の音がうるさく聞こえたりする。 テレビこそいい音で聞きたい。それは不自然に味付けされた重低音の強調された音なんかじゃなく、あくまで自然であって欲しい。 サンヨーが新発売した液晶テレビにタイムドメインシステムが採用された。まだ音は聞いていないけれど、これには大きな意味があると思う。音にタイムドメインを採用することによって、デザインも洗練されたようにも思う。 それはおそらく、タイムドメイン理論の意味を感じ取ったデザイナーが、テレビの本来の目的を意識したからだと思う。 テレビを意識させない、テレビの向こうに見えるものを大切にする。そんな思いを感じた。 そして、なんだかMacの匂いがする(^_^) CAPUJO(カプージョ) きっとこれから先は、タイムドメイン理論が当たり前になるでしょう。 絶対に子供たちには、いい環境になると思うよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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