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ユーカリの木陰で里の行

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2011.01.04
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カテゴリ:子育て
これは去年も2010年12月28日の日記なのですが、
28日用の返信メールでアップしようとしたところ、
どーしても写真が載らないしょんぼり
限りなくIT音痴ゆえ四苦八苦した末、結局
娘の誕生日、1月4日の返信用メールでアップしています。
この日メェは晴れて9歳になったわけですが(ハレー!プレゼント)、
これは去年末、師走も押し迫った28日の話です。。。

娘を連れて、ン十年ぶりに、以前住んでいた街に行ってきました。
べつだんそこを目指したわけではないのですが、なんとなく。

私は日本へ帰ると、
子ども一人を両親とダディンに預けて、遠出することにしています。
8歳の女の子と4歳の男の子では興味も嗜好も違うし。
せっかくの日本。
一日くらい母子ふたりでまったりと日帰りの旅、もいいかな、と。

家族四人で出かけるのとは、一味違う。
独りで子ども二人を連れていくのとでは、言うまでもなく。
だいたい二人並べば、互いを突き合い、騒ぎだし、
悪ふざけの喧嘩三昧になってしまうのだ。
叱り飛ばし、宥めすかしでは、疲労困憊の旅になってしまうことは、
目に見えている。
ま、それもそれで楽しいけど。

というわけで、この日は娘と二人。
ムゥの方は、年が明けてからということで。

さて、どこに行こう?
メェに問えば、「東京!」とのこと(100%お上りさん発言デス ^ ^;)。
う~む、では東京の、どこに???
一昨日26日には家族で浅草に行ってきたし、
前回は、大好きな従姉から話を聞いたメェが、
キディランドに行きたい!というので、原宿に行ったし。

そうそう、あのときは雨の明治神宮を散歩するうち
それとは知らず、加藤清正の井戸に辿り着いていたのでした。

「明治神宮にも行くなら、
 話題になってる湧水のパワースポットがあるから、行くといいよ~」
と出かける前に妹から言われたことを思い出し、ハッ
そのときは何の話をしているのか良くわからなかったけど、
もしかして、ここのことでは?

その日は雨で、人影もまばらだったのですが、見回せば、
水の前で写真を撮ったり、拝んだりされてらっしゃる方々が。
痩せ細り弱々しいワンちゃんを抱きかかえ、水辺に連れてらした方まで。

もちろん、私たちもお参りしました。
ついでに写真を撮れ、と言われたことを思い出し、
メェを井戸の前に立たせて、パチリ。
後で現像したら、たくさん光が写ってて、ビックリしました。びっくり
そこだけでなく、庭園のそこかしこに光の玉が!
その日はどんよりと薄暗い雨の午後だったので、光の玉は際立っていて。
やはりあそこはパワースポットなのでしょうね。


と、話がズレてしまいましたが、結局
都心へ向かうということ以外、行き先も決めず、新宿行きの高速バスに。
メェの仲良しの従姉妹おススメのバイキングカフェでランチしてから、
渋谷をブラブラ。
ふと思い立って、
「メェ、ママが昔、住んでた街、行きたい?」と聞くと、
行きたい!というので、足を延ばすことにしたのでした。

う~む、懐かしの自由が丘
思えば20年近く行ってない(あ、年が…)。
むかぁし昔は、通勤通学で毎日乗っていた東横線に、
娘と二人、乗り込んだのでした。うきゃ手書きハート

久~~~しぶりに訪れた自由が丘の町並みは、
思ったほどには変わっていませんでした。
もちろんそれなりに変化はしていたけれども、
昔よく行った店がけっこう残ってたりして、懐かしかったデス。
懐かしさに、この際、駅から近いことだし、と
昔住んでいたマンションまで足を延ばしてみることに。

そこは、歩いても駅から5分とかからない、4階建ての雑居ビルでした。
上の2フロアが居住用になっていて、妹と私の部屋は4階の402号室。
2DKのその部屋は、当時にしては破格の家賃で、
私は大学2年の半ばから社会人になっても6年間をそこで暮らしたのでした。

今でもあるのかな~、と訪ねれば、
やはり、ありました、懐かしの雑居ビル!

懐かしさに思わず通りから、覗いてみたりして。
と、402号室のポストだけ、表札に名前が出てない、
空きのまま!
単に表札を出してないだけなのかもしれないけれど、
もしかして、誰も住んでいないのかも…

 さもありなむ、
と思わず納得してしまったのも、
思い返せばあの部屋は、何かちょっとヘンだったから。

たまに妹や私の友達が泊まりにきたりすると、
そのうちの何人かは翌朝、気まずそ~に言っていたものでした。

「昨夜なんだか夜中に目が覚めちゃって、
 そしたらそこに、髪の長い女の人が、立っていたんだけど…」

 うっきゃ~、ホーンデッド!?ほえー

立っていたと言われるのは、決まって私の部屋の押し入れの前で、
そのドアには全身を映せる鏡が貼ってあって。
その「女の人」も共通していて、
ストレートに長い髪をした若い女性で、
白っぽい洋服を着ている、のだそうで。
それも一人や二人の友人からではなく、
6年間の時を隔ててではあるけれど、かなりの友人たちが…。

妹は恐がったけど、
私はあまり気にしないようにしていました。
だって家賃、入ったときから安かったうえ、
契約更新による値上げもほとんどない、格安物件

でもある日、先に寝ていた妹がその女性を目撃し
(初めは私が帰って来たのかと思ったらしい)、
そのうえ添い寝までされてしまった涙ぽろり、と涙ながらに訴えたとき、
私も重い腰を上げ、大家さんに問い合わせることに。
けれど問い合わせたところで、別段どうなるような内容でもないわけで、
大家さんを苦笑させただけで。

そうしてそれから数ヵ月後、
当時私が仕事で住宅情報誌のリニューアルにかかわったことから
引越しを決意。
私は恵比寿へ、妹は広尾へと流れていったのでした。

それにしても、あれは何だったのでしょう?
私自身は、その女性を見たことはなかったけれども、
思い返せば、あの自由が丘時代、
あの部屋で、不思議なことは、いろいろと。
深夜にベランダから人の声がして、出てみると誰もいない、
なんてことは日常茶飯事だったり。

それにしても402号室、こういう数字はふつうは飛ばし
部屋にはつけないと聞きますが、無頓着だったんですね、大家さん。
その無頓着さゆえに、家賃が上がらなかったのでしょうか?
それとも何か別の理由が?


それはさておき、懐かしい街を娘と二人、ぶらぶらしてきました。
昔暮らした街を、娘と歩ける贅沢。
そうして気づいたら、神社の前に出ていた。
熊野神社。

娘の手を引き、早速お参りしてきました。
それにしても、6年間も暮らしていたのに、
ここに神社があることさえ気づかなかったとは!?―驚きデス。
まあ、当時の自分を思えば、神仏にご縁がなくてもしゃあないか…。
神さまに呼ばれなかったのね、全然。

参拝の後、娘にせがまれ、シーソーに乗りました。
 ギッコン、バッタン、
 ギッコン、バッタン、
夕暮れの空を背に、冬枯れの木々にとまる鳩や烏の声を聞きながら、
娘と漕いだ、シーソー
きっと生涯、私の心のアルバムで輝き続けることでしょう。

懐かしい街も、見なれた風景も、
子どもと手を繋ぎ歩くと、まったく新しい風景が見えてくる。
新しい世界が広がってゆく――
私は子どもたちと出かけるのが大好きなのでした。

さぁて、ムゥとはどこに行こうかな~?






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Last updated  2011.02.05 04:52:30
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