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ジャズサックスとウルトラマラソンな日々

ジャズサックスとウルトラマラソンな日々

6.27にちなんウルトラ100k

にちなんおろちウルトラ100kmマラソンでした。
ゴールタイム 13時間38分21秒
http://www.town.nichinan.lg.jp/p/1/15/4/25/20/10/


お天気の悪さは想定してましたが、やっぱり雨の100kmは
過酷であり精神的にもM度が増してイヤになりました。
足の調子が良ければ違ったのでしょうが、やはり30kmあたり
から左足の股関節からひざへの筋が痛みだして一時走ること
が出来なくなりました。

ところがこのウルトラマラソンというものは摩訶不思議なもので
決して諦めてはいけない。一歩一歩と足を前に出していれば
やがてゴールに辿りけるんですね。

5時スタート
しとしとと雨の中、しらみはじめてはいるが雨水をたっぷり吸った
黒い雲が垂れ込めている中スタート。故障も手伝い走り込みが
足らない体は足取りが重く5kmも行ったらフラフラとめまいの
ようなだるさがあり昨夜のビールの呑みすぎの仕業にする。

20km
先月末のえびす・だいこく100kmと同じ症状で左足股関節
外からひざに伸びている筋が突っ張って痛みが出てくる。
すでにジョギングスピードになって後続のランナーにどんどん
抜かれてしまった。なんと太陽が顔を出し暑さが加わった。

30km
エイドではストレッチと水によるアイシングをしないと走れない
状態になってしまう。次第に痛みが激しくなって遂に歩きが
入った。これから本格的な山登りが始まるというのに。
ガードレールに掴まり座り込み左足を真横にほうり出して
体を倒し込んで念入りにストレッチを行うと暫くは走れる。
さっきまで晴れてた空は急変して雨もように。

40km
急な坂道を歩いて登る早いランナーは走って登るが、この
時間にこの辺を移動しているランナーにそんな元気のいい人
はいない。ただ、歩くのと変わらない速さで走っている人は
結構いるが、走ったか歩いたの気持ちの問題である。
雨が降り出した。

50km
急な下りをどんどん下りるが、シューズに水が入り足がふやけ
て水ぶくれが出来て痛い。足の筋は更に痛みが増して
ストレッチの頻度が狭まってくるので遅いランナーを抜いても
ストレッチの都度追いつかれほとんど同じランナーの前後を
ちょろちょろと腹立たしい。雨が土砂降りに変わりもして
気分は最悪である。

60km
中間着替えエイドに何とか到着。8時間は経過しているが、
ここまでくれば足が持てば時間内に完走できる可能性が
高くなった。ウエアは準備していたが着替えなかった。
着替えてもズブ濡れになるのに1分と掛からないほど雨は
降っているからいやだ。再度足に摩擦保護液を塗るために
靴下は取り替えた。足の指は真っ白にふやけお互い重なり
合い見るも無残な状態になっていた。

このエイドは37kmコースのスタート地点でもある。ここから
大きな山を越えるが、今のわたしの足では走れる筈もなく
歩きに徹して根性で登るが、若い女性に歩きで抜かれる。
脚力の無さというか早く歩くコツがあることをつくづく感じる。

70km
うん○をするタイミングを伺っていたが、78kmのソーメン
エイドでソーメンを堪能するには今しかないと思い集会所の
トイレに入り用をたしたが故障しているのか水がタンクに
溜まらない!「はは~中の白い浮き玉が引っかかっているな」
とフタを開けてガチャガチャやっても水が出ない・・・
こんなところで運を使いはたしてはいけないと思いトンズラを
決めて全速力で走って逃げた。(足は痛くなかった)
おばちゃんごめんな!

80km
やはりソーメンは旨かったのでお代わり2杯頂いた。残りは
20kmとなり残り時間も3時間30分。完走の可能性は更に
高まったが、足の不安があるので少しでもよちよちランを
伸ばして行く。ところどころにおばあちゃんが一緒にたむろ
してランナーを応援してくれているのでファンサービスとして
応援に気付かない振りをして走りながら平泳ぎをすると
拍手喝采でギャーギャー喜んで応援してくれた。
若ければ・・・半分ケツを出して走ってあげるのに・・・

90km
ここからダラダラとゆるい登り坂が続くが気合いがないと
走れない。耐えるのみ。ここを走るか歩くかで10分20分の
差が出ると思われる。耐えながら走っていると車が横付け
されて男の人が降りて来た。「おーやっぱり秋○君か!」
「・・・いやー久しぶりです。」その方は数年前まで親会社
に勤務されており数年に渡りお世話になった方でした。

90kmのエイドで世話役されていたのですが、見た顔の人
と思ったがまさか私が走るとは思いも寄らずあわてて名簿
を見て追いかけてきてくださいました。私もその方がここに
住んでいるとは知らなかったので驚きました。
「あの、秋○君がな!感動したぞ」と喜んでいただきました。
・・・ジーン。

ゴール
最後の長い下りの坂道は足が痛くても走れた。それは
すでに95km以上をヨレヨレになりながらでも走ってこれた
実績からだ。残り2kmで今日37kmに出場して私のゴール
を待っていてくれるももルルのメンバーに携帯でゴール
時間を連絡した。ウルトラで知り合いがゴールに居てくれる
ことは初めてで元気が出た。

ゴールは前後には人が居ないように抜ける人は全部抜いた。
ゴール写真が重ならないように撮って貰うためだ。
気の利かない人はデッドヒートを掛けてとんでもない写真を
造ってくれる。

会場全体に響く大音量で氏名コールがありたくさんの拍手で
迎えられました。やっぱり気持ちいいですね。
         

この大会で出会ったりお世話になった人

・ももルルチーム ムーさん、RJさん、さっちー
 ゴールでの出迎えとても嬉しかったです。

・きむこ王子
 悪条件での初ウルトラで10時間40分。ブラボー

・まりりんさん 広島から参加されて私より1時間早い
 お会い出来て嬉しかったですとてもステキなアスリーター。

・たけちゃん 75kmあたりから抜きつ抜かれつを繰り返した
 にちなん100km3回目すばらしい!笑顔がステキです。

・児島の超人ケロロさん
 思っていたイメージと全然違ってました。博士です。

・もりもり神戸さん、
 お遍路傘帽子がめちゃかっこよかったです。

・vinatchさん 淡路のウルトラクイーン
 毎度入賞ですね。もうこの大会で勝負できませんね。



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